「Pen」2015年 10/1 号 [インテリアのヒントが満載! 暮らしが楽しくなるアイデア集。]<9>
<8>からつづく
「Pen」2015年 10/1 号 [インテリアのヒントが満載! 暮らしが楽しくなるアイデア集。]<9>
CCCメディアハウス 2015/9/15 雑誌
★★★★★
夜、本を読まないのであれば、蛍光灯より白熱灯の自然光のほうがいいに違いない。そう思った次に考えたのは、であるなら、ローソクも悪くないのではないか。そして、すでに30年以上も使っているいつものローソクを持ってきた。
一晩つけてみて思ったのは、色が違うということ。炎の色は同じなのだが、ローソクそのものに淡い色がつけてある。どうも違うのだ。この色ではない。そう青がいいのではないか。そう気づいてから、あらためて、あのページに戻ってみた。
この空間は青でカラーコーディネイトされていたのだ。ベット周りの雑然としたものを取り除いて、大きくできた空間に、最小の必要物を並べてみたが、それらのカラーが不統一だったのだ。しかも、どちらの方向に統一したらいいのか、分からないままだ。
こちらのページも寝室は寝室なのだが、そして同じ傾向なのだが、私個人的には、どうもこのベットカバーの色が気にいらない。ということは、どうも私の方向性は、そして寝室の方向性は、緑ではなくて、青、なのだ。
そう気づいて寝室回りを見渡すと、実に際限ない色の乱舞であった。どの色がどの色と反応しあっているというものではない。ひとつひとつが自己主張しているだけである。共鳴とか、浸透とか、対比とかない。
そこで、ブルー系統の、しかも、自分のお気に入りグッズと入れ替えを始めてみた。これがこれ、なかなか楽しく、また難しい。大体において、いちばん面積を取っているカーテンが、まったく青ではないのである。デザインといい、色といい、私は、いつのまにか、このカーテンと、そして寝室と、20年も過ごしてきたのか、と、唖然とする思いだった。
布団といい、カバーといい、あるいはカーテンといい、小物というより大物である。これらを一遍に変えることはなかなかむずかしい。自分のコーナーだけでなく、部屋全体、あるいは家全体の変化へと続いて行く。
まぁ、だから楽しい、ということなのだから、まずは少しづつ始めてみることにしよう。まずは、この雑誌の寝室のように、カーテンを極力開いて、窓から光を入れることから始まった。
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