「わがボタニカルライフ」<18>マリモ
我が家にいつのころからか存在するマリモ。確たる生育法も知らぬまま、ほぼ放置されているのだが、いまだに命脈を保っている。
これは震災前後に北海道に勤務していた家族がお土産用のものを購入してきたのだが、いまだに大きくなる気配はない。
もう一方のものは、もうすでに二十数年我が家に存在している。近所の人から洞爺湖のお土産として貰ったものだが、こちらの成長もなくはないのだが、これだけの大きさでいいのかどうか、悩むところである。
たまに水槽から取りだして、洗ったりしてあげているのだが、とくに大きな病気とはついたりはしていないようだ。
たしか先日テレビでみたところによれば、マリモは湖底の水の流れで転がされ続けるから、丸く成長するのだ、と聞いたことがある。
とするならば、環境もそれなりに考えてあげなくてはならないのではないか、と金魚鉢の中で、金魚に食べられないようして、流水の中においてあげたこともある。
されど、確たる方法も分からず、いまだに放浪の身の我が家のマリモであるが、シロート目には至って元気で、そのうち大きくなるだろう、とノンビリ眺めていることにした。
置き場所も、日当たりのよいところや、北側の日陰、石の上や、木目など、いろいろ工夫はしてみるが、それほどの変化はない。
それを眺めるというより、我が家にはマリモがいてくれるんだ、という、なんとなくいい感じの安堵感だけがある。
この水槽くらいに大きくなったら、もう出られなくなるね、なんて笑ってみるものの、そんなに大きくなるには、どれだけの時間がかかるのだろう。
透明感のある環境が、一番似合うようではあるが・・・。
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