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2015/11/19

「植物のある部屋」 宝島社<2>

<1>からつづく

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「植物のある部屋」 <2>
宝島社  2015/9/17 大型本: 95ページ
★★★★☆

 一度はバッサリと切り捨てたつもりのこの本であったが、なんともその魅力抗しがたく、実は何度も書店に通ってみた。あの店でも見たし、あちらのショッピングモールでも立ち読み。ネットでも何回もチラ見したのだ。

 時あたかも、当ブログを書いて得たアフェリエイトが多少ゲットできたようで、一冊購入するには不足したが、割安に購入した。図書館にあれば借りて読むんだが、図書館にはない。まぁ、この手の本を、何冊か手元に置いておくの悪くない。

 なんでそういう顛末になったかというと、この本のタイトルが悪いのである。「植物のある部屋」 とは、なんと中途半端なタイトルであろうか。もっとカッコいいタイトルにして欲しかった。これでは、まるで、部屋に引きこもって観葉植物をいじっているオタクにすぎないではないか。

 こちらはエコビレッジを夢想し、5坪ながら市民農園も始めたし、週末には車で片道一時間のところにクライン・ガルテンも開設したのである。奥さんから奪取したグリーン類を事務所に並べ始めたのは確かにこの頃だが、キチンと「ボタニカル・ライフ」などと、恰好つけているのだ。あまり茶化されては困る(笑)。

 などと、あの頃はイキがっていたのだ。だが、市民農園もクラインガルテンも、いまいち成果が上がらない。エコビレッジ計画など頓挫同様。そんな実態を直視するにつけ、ボタニカルなどと勿体ぶるよりも、おとなしく、素直に「植物のある部屋」に引きこもるのが、上等ではないか。そんな風に、かなり退却した気分に襲われたのだった。

 でもでも、この本って、そんなに卑屈ではない。なかなかやるよ。やる時はやる。とにかくあちこち面白い。似たような本もたくさんあるのだが、この本、宝島社からでている。宝島社の本には、私は弱いんだよなぁ。一目おくことにしている。「あの」宝島社だからね。

 ということで、ネットで購入しちゃいました。

<3>につづく

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