「未来への記憶」 名取市東日本大震災映像記録 DVD
「未来への記憶」名取市東日本大震災映像記録
宮城県名取市 2014/03 DVD2枚組(Disc1 本編・解説編、Disc2 ダイジェスト版・資料編) Disc1:1.地震そして津波(12分9秒) 2.その時人々は…(33分17秒) 3.震災と記憶(14分10秒) 解説編 地震・津波のメカニズム(12分33秒) Disc2:ダイジェスト版(11分19秒)、震災資料映像アーカイブ(74分42秒)
No.3605★★★★★
こういうビデオがあるよ、と貸してもらった。調べてみたら、図書館でも借りることができるし、youtubeでも見ることができるようだ。字幕版も、英語版もある。 ここは私の生家、そして私の現在の私の住まいから一番近い海。こういうことがあったのだ。忘れてはいけない。直視することは今でも大変苦痛だが、忘れてはいけない。
あの日から4年8ヵ月が経過した。
私はあの日、街中のビルのなかで会議中だった。大きな会議室で机と椅子、ボード以外、何もない空間で、大きな揺れを感じた以外、窓にもブランドが落ちていたので、外の景色さえ見えなかった。
非常階段を下りて街に出てみると、地下鉄の入口からたくさんの乗客たちがでてきていた。あちこちにビルのガラスやコンクリのかけらがおちていたりした。
歩いていると、路上に止めてある工事車のカーラジオから津波が襲ってきていることを知った。ケータイもとぎれとぎれに繋がり、とにかく2時間半歩いて自宅まで戻った。
付近で火事が起きていないことだけを確認して、近くの避難所に妻と移動した。大きな体育館であるが、天井の骨組が余震で何回も揺れた。とぎれとぎれに地元や全国に散らばっている家族や親せき、友人から連絡がはいり始めた。
ようやく腰を落ち着けたのは夜8時頃になっていた。その時、初めてスマホのワンセグで、閑上の津波の映像をみた。
あの時刻、私はあの名取川の上流の橋を渡っていた。すぐそこまで津波が押し寄せていたこと後から知った。遠く離れてくらす家族から「津波が来ているから上に逃げて」とメールが入っていたことを、後から知った。
まだ行方不明な方が早く見つかりますように。命を落とされた一万何千名の方々の、ご冥福をお祈りいたします。 合掌
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