「はじめてのホツマツタヱ 天の巻」今村聰夫他<1>
「はじめてのホツマツタヱ 天の巻」 <1>
今村聰夫(著), 磐崎文彰(編集), 緒方徹(イラスト)2015/09 かざひの文庫 単行本 320ページ
No.3626★★★★★
ホツマツタエを読み解くのは、一筋縄ではいかない。何故か。
1)ホツマツタエそのものが入手困難である。
2)ホツマツタエの正当性が確立していない。
3)表記文字、表記法など、解読には長い習熟が必要である。
4)読み説いたところで、それを実証することが困難である。
ではホツマツタエの魅力とは何か。
1)日本最古の書と言われる古事記・日本書記より遡る伝統がある。
2)他では明かされない魅惑的な世界が展開される。
3)特にヒタカミと言われる古代の理想郷が語られている。
4)今後、新たなる発見がありそう。
それに対し当ブログの対応は・・・?
1)複数の書籍により、一般的な概略的理解に留まっている。
2)飯沼勇義の津波史観による古代歴史の解読に魅惑されている。
3)飯沼推薦の千葉富三ホツマの読解に手をかけているところだが、進まない。
4)この今村聰夫ホツマから、新たなる展開があるかも、という期待感が高まる。
なぜに千葉富三ホツマで、止まってしまったか。
1)あるべきオシテ文書なら縦書きであろうに、横書きである。
2)ホツマ曼陀羅(フトマニorモトアケ)図に、独特の表記(渦巻きの並列表記)がある。
3)今上天皇他、現在の皇族に対する感情がわりと古風で、ある意味常識的。
4)ホツマ研究歴がそれほど長くないのかな・・?という疑問。
それに対するこの今村聰夫ホツマの魅力とは。
1)最近出たばかりで新刊である。三部作のあと二部が来年出版される。
2)割と研究歴が長い方のようである。1920年生れ。1986年に松本善之助翁と出会う。
3)読み説きが至って理解しやすい。魅力ある文章力。
4)いわゆるヒタカミ文明との繋がりが多数紹介されている。
そこに疑問やデメリットはないのか。
1)分かりやすいがゆえに、あまりに現代に寄せて書かれている可能性がある。
2)残る二部が出版されないと、全体としては評価できない。
3)他のホツマ読みの人々の評価はどうか。
4)文章での理解から、さらにオシテ文字の深淵まで誘導してくれるかどうか?
今後、当ブログはどうするのか。
1)基本は飯沼勇義史観を中心に据えて、科学的津波理解、考古学的縄文理解、神話伝承的歴史解読、など、とくにヒタカミ文明について追究したい。
2)それには、飯沼推薦の千葉ホツマを原典としつつ、それを理解する上で、この今村ホツマがとても役立ちそうだ。
3)まずはともあれ、飯沼史観による「縄文時代・高見産霊(タカミムスビ)・日高見国(ヒタカミクニ)の歴史津波と歴史時代」年表を突き合わせ、その理解を深める。
4)そして、それを実証すべく、地元の遺跡や史跡、出土品などと突き合わせてみる。
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