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2016/01/01

「ムーミン谷の彗星」 新装版 トーベ・ヤンソン<2>

<1>からつづく

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「ムーミン谷の彗星」 新装版 
トーベ・ヤンソン(著), 下村 隆一(翻訳) 2014/02 講談社 青い鳥文庫 新書: 256ページ★★★★☆

 

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 「わしは、じゃこうねずみ---家をうしなった、じゃこうねずみだ。家の半分は、おまえさんが川へ橋をかけたときにつぶれた。もちろん、そんなことはなんでもない。あとの半分は、この雨でながされた。それは、いっそうなんでもないことじゃ。

 哲学者には、自分が生きていようと死のうと、まったくおなじことだからな。だが、こんなかぜひきのあとでは、わしはどうなるか、とても不安で・・・・・」p27第一章

 さぁ、じゃこうねずみの登場だ。なかなかの屁理屈やだな。それにカッコ付けているだけっで、けっこう弱虫?

 「わしは、ベッドなんぞちっともほしくない。あれは、必要のない家具ですじゃ。わしが住んでたのは、ただのあなぐらだったが、いごこちのよいところでしたぞ。たしかに、いごこちがよかろうとわるかろうと、哲学者にとっては、どうでもよいことじゃ。

 しかし、いずれにしても、あれはよいあなぐらじゃったよ。」p28同上

 今度のカテゴリの108記事は、このじゃこうねずみと過ごすことにする。

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■じゃこうねずみ 
  自称・哲学者。「地球がほろびる。」といって、ムーミン谷の人々をおどろかす。
 p5「おもな登場人物」

つづく

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