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2016/02/13

「週刊 仏教新発見 改訂版」創刊号 01 法隆寺再建の謎に迫る<10>

<9>からつづく

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「週刊 仏教新発見  改訂版」創刊号 01 法隆寺再建の謎に迫る<10>
朝日ビジュアルシリーズ 2015/12 朝日新聞出版 ムック 48ページ
★★★★☆

 今日は暖かかった。春を思わせる陽気がただよい始めている。明るい日差しに誘われて、近くの農産物の産直センターへ。野菜や加工品とともに工芸品や手芸品なども展示販売されている。

 今日は、木工コーナーのなかに、新しく五重塔の写真が飾ってあった。どうやらいつも野菜や弁当を出品している婦人の御主人が大工さんで、半分趣味でこのような五重塔を制作販売しているらしい。

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 わぁ、やっぱりいるんだぁ、とわが意を得たりと感じた。へぇ、なるほどなぁ~~~。とついつい目を奪われる。しかし・・・・・。最近の私は、ちょっと目が肥え始めている。ああ、これもあれも、ちょっとづつちがうなぁ、と不満な箇所も見つかる。

 これはどこの五重塔の模写なのだろうか。それとも、制作者の自作のものなのだろうか。心柱はどうなっているだろう。実際のバランスはどうだろう。チェックすべきポイントは多く見つかる。

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 三重塔もあるらしいから、これはこれで楽しいだろうな。すくなくとも見ているよりも、作るほうが絶対楽しいと思う。これを制作依頼するとなると、数十万円かかる。

 そうだろうな、と思いつつ、私はやっぱり自分で作ってみないと納得できないな。封印しているはずの微熱がまたまた再燃しそう。ちかぢか再開するかなぁ~~~。

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 台座を含めて高さ180センチほどあるというから、ほぼ20分の1のスケール。これはかなりデカイ。デカイのも素敵だが、小さいものを丁寧に模写するのも結構楽しみだったりする。

 実物を拝観するのもいいだろうし、模型を所有するのもいいだろうが、やっぱり作ってみて初めて分かることもたくさんあるはず。自分の思いを込めることもできる。

 春が近いことを感じる日だった。

<11>につづく

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