バルド瞑想 「チベット死者の書」に基づくガイド瞑想 <10>
「バルド瞑想」「チベット死者の書」に基づくガイド瞑想
<10>
■瞑 想 実 践 C D●再誕生への道案内 180分・CD4枚組構成 ◆制作・ヴィートマン(Osho school for life and
death processes) ◆
★★★★☆
1)バルド瞑想42日目。なんと月日がたつのは早いものか。あっという間に時は流れ、正月は過ぎ、2月になり、節分、立春である。寒さは増す季節ではあるが、もう春は始まっている。
2)友人の死に遭遇して、新たなる感慨を持った年末だったが、それからしばらくすると、また身近な親戚の訃報に接し、なんとも、私たち人間世界というものは常に死とともに展開しているのだ、ということを痛感するのである。
3)ある友人は、その友の死に読経し、ある友は絵を描き、詩を読み、歌を唄う。曲をつくり、あるいは共に踊る。私は瞑想し、仏舎利塔としての五重塔を創り始めた。
4)いつまでも、その死に打たれ、打ちひしがれてばかりではいられない。笑顔をとりもどし、時にはひょうきんな笑い話に、笑い転げる。そんな日常が戻りつつある。日常の雑事は、いつの間にか、いつのもように、変わらずに残っている。
5)しかしながら、たしかに何かが変わってしまったのだ。死に遭遇した本人も、その周囲の人々も。
6)しずかな波紋が、しずかにしずかに広がっていく。ひろく穏やかに。
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