「ドイツリスク」 「夢見る政治」が引き起こす混乱 三好 範英
「ドイツリスク」 「夢見る政治」が引き起こす混乱
三好 範英(著) 2015/09 光文社 新書 244ページ
No.3651 ★☆☆☆☆
このような本に出会うと、個人的には、ああ、この様なジャーナリスト人生を送らなくてよかったなぁ、とつくづく思う。大卒後、読売新聞社に入社し、アジアやヨーロッパの特派員になり、現在は編集委員ということだから、よほど読売新聞が身の丈にあっているのだろう。
こういう人だから読売新聞にいるのか、読売新聞にいたからこういう人になってしまったのか。まぁ、どちらでもあるだろう。
イントロで、3・11直後のドイツの報道をクサしているが、それは天につばするようなもので、国内の報道だってそれに輪をかけて混乱していたことを忘れているかの如くだ。ましてや、2015年になって、それを言うというのは、フェアではない。
ドイツの「理想主義」的部分が鼻についているのだろうけど、それを指摘している御自身もまた、どうも胡散くさくてかなわん。
いろいろな人の意見を聞き、いろんな立場に目を向けることは大切なことなので、両論に対し耳を傾けるのはいいことだけど、こういう本を一方的に読んだら、人生はトンデモない方向に曲げられてしまうな、とつくづく恐ろしくなる。
ジャーナリズムという名を借りた、偏向思想の洗脳装置。目を通すことはあっても、こんな本に信をおいてはならない。
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