「仏塔巡礼」 東国編 長谷川 周
「仏塔巡礼」 東国編
長谷川 周著, 写真2000/12 東京書籍 単行本 175ページ
No.3656★★★★☆
1)写真家の手になる仏塔巡礼記。写真が満載。東国編となっているが、わが宮城県の塔は一棟も紹介されていないのはちょっとさびしい。また著者には同じシリーズで「西国編」もある。その他、「インド編」などもあるようなので、後日目を通したい。
2)数ヵ月前までは、仏塔にさしたる関心も持っていなかった自分が、このようなたくさんの写真を見ることができる機縁をありがたく思う。
3)この本においては、五重塔のみならず、多くの三重塔なども紹介されている。多くはカラーであり、実に美しい。
4)当ブログの仏塔巡礼は、そもそもが、仙台郡山遺跡における廃寺の仏塔を巡るものである。多賀城、あるいは陸奥国分寺にあったとされる仏塔に先立つ一棟であり、1300有余年の歴史のロマンに誘われる。
5)もちろん仏塔のみならず、そこにあったはずの仏教、仏の教えそのものに関心があるわけで、日高見文明が、どのようにして大和文明に融合されていったのかに、もうすこし迫ってみたい。
6)そして、カヤの木、薬師瑠璃光如来との関連、その現代的な意味を問うてみたい。各国の仏塔を巡礼するのも一興だが、一点に据えて、1000年の時間の旅を楽しみたい。
7)この本、西国編と対になっている。
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