世界が証明! つらい毎日が楽しくなる 心を整える「禅・瞑想」入門<2>

「PRESIDENT
(プレジデント)」世界が証明! つらい毎日が楽しくなる
心を整える「禅・瞑想」入門 <2>
2016年4/4号 プレジデント社 雑誌 月2回刊版
★★★★☆
1)「プレジデント」という雑誌はどういう読者層を持っているのだろう。他のビジネス誌とはちょっと趣向を意にする傾向がありそうだ。経済誌、ビジネス誌などのニュース性よりも、この誌名から察するに、経済人でありながら、なお上昇志向のつよい人々に読まれているのではないか、と察する。
2)私の場合は、身近な例でいうと、ある小さな独立系の不動産業の社長が愛読していて、事務所にいくと、いつも応接間にあって、愛読している風でもあり、勉強しているよ、ということを強調しているようでもあった。
3)毎回経済人が紹介されており、私は個人的にはうんざりなのだが、ある種の人々には、その登場人物たちについてのゴシップを知ったり、身近な話題に触れたりすることが、自らのモチベーションを高めるメリットを与えてくれるのであろう。
4)その雑誌において、このような特集があると、別段自分では経済的モチベーションを高めようという気力はもうないのであるが、このような記事がどのように読まれるのかな、ときになるのである。
5)それこそ通りがかりの一読者としては目新しいことは何もないのだが、まったく知ったことばかりではない。なるほどそうなのか、と思わせてくれる部分もある。だから、内容はともかくといて、実際に、瞑想し、体験する気にしてくれたなら、この雑誌の価値はおおいにあった、ということになる。
6)誰がどうした、アメリカの企業がどうした、なんてことは、もうどうでもいい。少なくとも、禅や瞑想の体系なすでに完璧に完成している。すでに知っている人は知っているし、体験している人は体験済みである。
7)だが、これは飾っておけばいいという哲学ではない。万人が、すべてにおいて、みずからの生活にどう生かすかなのだ。だから、私みたいな年寄りが(それこそ、じゃこうねずみ風情が)訳知り顔でどうのこうの言ってもあまり価値がない。
8)若い人は若いなりに、経済人は経済人なりに、欧米人は欧米人なりに、とにかく瞑想し、禅にとりくむきっかけの一つとして、この雑誌がなり得るなら、それは素晴らしい徳を積んだ、ということになる。
9)すべからく、人間だれしも、生きている限り、禅や瞑想に近づく瞬間というものはある。そこ立ち寄るか、深入りするか、脇見で通り過ぎるか、とにかく出会いは必ずあるはずである。そのタイミングで、このような雑誌の特集と出会ったりすれば、それはそれでひとつの大きなきっかけになることだろう。
10)そのきっかけを十分生かすことができるかどうかは、その人自身の人生の取り組み方にかかっているわけだが、この雑誌の特集は、個人的に読みこむ場合、難なしとはしないが、出会うひとによっては、キチンとその体系に導かれるように特集されているので、よいと思う。
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