地球人スピリット・ジャーナル・ダイジェスト版<59>「じゃこうねずみ 」カテゴリについて
<59>「じゃこうねずみ」カテゴリについて
1)書かれたのは2016/01/01から2016/04/05まで。ひたすら五重塔に引かれた3ヵ月だった。
2)昨年末にまた一人友人が亡くなり、49日間のバルド瞑想をした。その時、自然と五重塔の模型制作が始まった。
3)再読したいこのカテゴリこの3冊は次のとおり。
「週刊 仏教新発見
改訂版」
創刊号 01 法隆寺再建の謎に迫る 朝日ビジュアルシリーズ 2015/12 朝日新聞出版
ムック 48ページ
「五重塔はなぜ倒れないか」
企画制作
日映企画 2006/08 DVD 文部科学省選定
「五重塔」
新潮CD 幸田露伴原作 日下武史朗読 2001/03 新潮社 CD三枚組
4)「週刊 仏教新発見 改訂版」は、必ずしも内容的な示唆よりも、ちょうどタイミングとして目の前に現れたアイコン的な存在であった。この手軽さ、そのシンプルさが、逆に切り口のいいきっかけとなり、五重塔制作に一貫したテーマを与えてくれた。
5)DVD「五重塔はなぜ倒れないか」は、実際の法隆寺五重塔の5分の1の模型の組み立ての動画が含まれており、模型制作では大変役に立った。この動画がなければ解明できないことが多くあった。ただし、実際の五重塔とは違っている点もあったので、やや迷い道も作ってくれた。
6)幸田露伴原作「五重塔」は大変面白かった。一度小説としてタブレットで青空文庫を読みこんだが、その後、実際の五重塔の模型制作をしながら、CDでの朗読を聴き続けた。おそらく三枚組の小説を、2~30回聞いたことだろう。なんど聞いても、のっそり十兵衛の魂が、我が身に移ってきたような気がした。
7)途中までであり、これから仕上げにかかるわけだが、友人の百箇日セレブレーションまで基本型が出来上がって、みんなの前にお披露目できたことは、甚大な喜びであった。
8)そもそも、グローバルビレッジをムーミン谷に見立て、その中の存在様式として、自らを「じゃこうねずみ」の立場に立たせてみたわけだが、なかなかどうして、ハンモックに寝そべって哲学書ばかりを読んでいる、という風情にはならなかった。
9)当ブログと「ムーミン」の間にどのようなシンパシーがあるのか、定かではないが、とにかく、今は他に別段際立ったテーマがあるわけでもないので、このままムーミンのコンセプトを借り、次なるカテゴリは、じゃこうねずみの愛読書でもある「すべてはムダであることについて」ということにする。
10)このフレーズをひらがなにするか漢字にするかで、いささかニュアンスは変わってくるのだが、ムダと「無」や「空」がどこかで重なってくればうれしい。そしてその次は、じゃこうねずみが他の村民からプレゼントされたという本のタイトル「すべてが役立つことについて」となるかもしれない。
11)色即是空、空即是色、となるか、ならぬか。
12)実にどうして、みっちりと充実した3ヵ月であった。
13)次なる制作として、樹齢1300年のカヤの木の間伐材を使った薬師瑠璃光如来の仏像彫刻が始まっている。
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