「仏塔巡礼」 西国編 長谷川 周(著, 写真)
「仏塔巡礼」 西国編
長谷川 周(著, 写真) 2000/12 東京書籍 単行本 191ページ
No.3668★★★☆☆
1)同じ著者による「仏塔巡礼」 東国編と対になった姉妹本。仏塔マニアでもなければ、巡礼者でもない私としては、これだけ仏塔を見せられると、ちょっと飽きがくる、というのが本音。
2)だけれども、こんなに仏塔はたくさんあって、それぞれにユニークな建築様式を持っているのだ、ということを気付かされたのにはびっくりした。
3)こちらは西国編とあるだけに、眼目の法隆寺の五重塔ももちろん登場してくるが、その割には内容が特別に濃くないので、わたし的にはちょっと不満。
4)それと、このように写真を撮ってしまうことと、いくら40分の1とは言え、模型をひとつ作ってみることでは、まったく意味が違うように思う。
5)巡礼としてあちこち旅できる身分の人はうらやましい。そして、写真の技術があるカメラマンのような存在もうらやましい。だけど、決して、そうなりたいとは思わない私がいる。
6)私には私なりの必然性ある最小限の旅ができればいいのであり、美を求めてカメラ技術を高めるよりも、素朴でもあり、稚拙であったとしても、その内実を見つめるきっかけを探すことのほうが大事のように思う。
7)何かの辞書的や図鑑的にこの本を使うのは便利だとは思うが、スピリチュアリティという意味では、私は重きをおかない。
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