「SEALDs 民主主義ってこれだ!」自由と民主主義のための学生緊急行動 <1>
「SEALDs」民主主義ってこれだ! <1>
SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)(編集) 2015/10 大月書店 単行本 (ソフトカバー)160ページ
No.3667★★★★☆
1)ちょっと時期を外した読書となってしまったが、人気本ゆえ私の番が遅くなってしまったのは仕方ない。
2)「民主主義ってなんだ?」(高橋 源一郎+SEALDs他 2015/09 河出書房新社)の続編に位置する本ではあるが、出版社も違うし、こちらは画像もたっぷり入っている。
3)今やNHKラジオのパーソナリティとしてすっかり定着してしまった高橋 源一郎だが、しっかりこの動きをサポートしている。なぜそうなったのかは、前著で分かったように、大学の先生と学生、という関係が始まりとなっている。
4)実は私も昨年のあの騒動の中、国会に行った。国会前に行ったばかりか、国会に入り、議事堂を見、議員会館や首相官邸にも行ってきた。ドローンが官邸の屋上で見つかったとかで、厳重な警戒であった。
5)現在、当ブログはムーミン谷の住人じゃこうねずみの愛読書になぞらえて「すべてがムダであることについて」というカテゴリを始めたところである。このネーミングにかこつけるわけではないが、私は割と民主主義には諦念感を持っている。
6)民主主義の基本と言えば、選挙であろうし、投票であろう。だから、私は国内にいるかぎり、公民権における投票を一度も棄権したことはない。パーフェクトである。私の民主主義はこれで足りている、と思っている。
7)しかるに、ちっとも私が思うような世界にはならない。だから、民主主義って、ダメだなぁ~、と思う。
8)ネグリ&ハートがいうように、「他人に代弁してもらうような人間」は、結局支配されてしまうだけなのかもしれない。直接行動が必要なのだろうか。
9)国会前のうごめきだけをマルチチュードとして最大評価したとしても、民主主義の効果は上がらないだろうし、何事も解決したような気にはならない。
10)私の政治的なデモの始まりは16歳の高校生の時だったが、現在の学生たちが、何事について発言することはとてもよいことだと思う。何事もムダだ、ムリだ、無関心だ、では、ちっとも頼もしい若者とは見えない。
11)しかるに、すでに還暦したおじいちゃんになってみれば、民主主義も、なんだかな~、というのが実感である。
12)まもなく死んでいくのに、大騒ぎばかりしていてモナ~~、というのも、実は本音である。
13)この本について、もうすこし詳しく追っかけたかったが、私の後ろにウェイティングリストが山になっている。とりあえず、次の人にサッサと明け渡すことにする。
14)いずれ、再読し、詳細をメモする日が来るかもしれない。
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