「10年間で読んだ本ベスト10」<17>「わが家の10大ニュース」からの10冊
<17>「わが家の10大ニュース」からの10冊 目次
1)「わが家の10大ニュース」というものが、この30年間続いている。途中いくつかの欠番があるものの、毎年クリスマス近くになると、誰ともなく言いだし、毎年手近にある広告チラシの裏側に鉛筆で走り書きされたメモ群である。
2)これがいつしか定番となり、古事記、日本書記に匹敵するような我が家の歴史一級資料として存在感を増し続けてきた。ここから、最近10年とはどういう年代であったのか、当ブログに直接関係ありそうなところを中心に振り返ってみる。
3)2006年 8位 父母、読書三昧の日々を過ごす。
9位 父、ブログ運営本格化する。
それまでの10年間は、町内会、PTA、業界団体などの役員ボランティアで多忙な日々だった。この頃から外的活動はフェードアウトを図り、内的な活動にシフトし始めたのだった。この年を象徴する一冊としたら、敢えて、「ブログ・ジャーナリズム」 300万人のメディア、を選ぼう。
4)2007年 4位 父、図書館通い、ブログ1000冊突破。
10位 母、Y中図書館4年目。
ブログに夢中になっている日々である。子供たちも巣立ち、二人だけで大きく羽を伸ばしている時代であった。この年の象徴は、松岡正剛オヤブンの「千夜千冊」を選んでおこう。
5)2008年 9位 角野栄子講演会に参加。
図書に所以する講演会にも夫婦で出席するようになった。一番ふたりで自由にできる時間が持てた瞬間であった。しかし、前年から老いたる母の介護が始まり、また古い友人の訃報が入り始めた。人生を感じる50代真っただ中である。この年は、角野氏とジブリに敬意を表し、「魔女の宅急便」を選んでおく。
6)2009年 6位 父のブログ<2.0>になる。
あっという間に年代が過ぎたようにも思うが、あれこれ大変なプロセスを経ていた。あの当時、私が格闘していたのは何だったのだろう。この年の象徴、読んだのはちょっと前だが、「革命メディア ブログの正体」No.1ブログ検索エンジン。テクノクラティという単語に誘われて<2.0>へと歩み出た。伊藤穣一は当ブログ注目のイデオローグで、最近の「ネットで進化する人類」に通じてくる。
7)2010年 7位 父、スマートフォンに夢中になる。
スマホは2016年現在当たり前の存在だが、ポケットにコンピュータが入った感覚で、とてつもない革命的な感じがした。「アンドロイド完全読本」などの雑誌特集に魅了され、FonとIS01の無料組み合わせで、いかに0円ネットを楽しめるか試行していた。
8)2011年 2位 3・11起こる。友人知人親戚へのお見舞い続く。
10位 母、図書館バーコード化で多忙。
この年はもう3・11で決まりだ。ここが一つの、この10年のターニングポイントである。ブログよりも、ツイッターの速報性に注目が集まり、被災者の一人としての私のツイッターも、一気にフォロアーが増えてびっくり。この年は、「Twitterの衝撃」140文字がビジネスからメディアまで変える、を選んでおこうか。
9)2012年 7位 キッズルーム完成
8位 新事務所完成
9位 物置改造
10位 天井収納完成
3・11の翌年は、「現代建築家による“地球(ガイア)”建築」のなかのお気に入りの画像を何回も何回も眺めていた。ネットのなかでの試行錯誤は、原寸大の作業へと移行していった。そして、竹馬の友ニュートンも亡くなった。
10) 2013年 6位 おじいさん、iPad購入。
タブレットに対して、最初私は否定的であった。だが、業務用で必需品になり、「買わされた」。使ってみると、これが結構いい。現在となっては生活上でも必需アイテムになっているわけだが、とにかくスティーブ・ジョブズの先見性に敬意を表した。この年としては映画「スティーブ・ジョブズ」を選んでおく。
11)2014年 10位 おじいさん、iPhone6plus持ちになる。
ガラケーから大きくスマホへ転身した。ガラケーの回線自体が閉鎖され、追い立てられるようにスマホに集められた。ドコモがアップルを扱うようになったので、選択肢としては、これが私に与えられたベストチョイスだった。この年は「55歳からのフェイスブック入門」を挙げておこうか。あんまり乗り気じゃないのにまたまたSNSへと引っ張り出されていった。
12)2015年 番外 おじいさん 市民農園始める。
この年は、もはやブログと連動するような「10大ニュース」はない。ある意味、事務所+パソコン+ブログ、の三位一体から解放されて、私は野外フィールドに誘われた。そこでネットを見なかったわけじゃないし、仕事をしなかったわけじゃない。タブレット+スマホが、私をして野に放った。この年は「もっと上手に市民農園」4.5坪・45品目 小さな畑をフル活用、で決まりでしょう。
13)さて、2016年はどんな年になるのだろう。少なくともパソコンが壊れてしまったので、新しいパソコンを購入することが、今年のわが家の10大ニュースにランクインすることは間違いない。これら10年間の経緯を踏まえて、私はどのようなパソコン選びをするのであろうか。自分なりに興味深々である。現在かたわらにあるのは「パソコン購入ガイド 2016」 100%ムックシリーズ。
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