「パソコン購入ガイド」 2016 100%ムックシリーズ<8>
「パソコン購入ガイド」 2016 100%ムックシリーズ
2016/03 晋遊舎 ムック: 95ページ 目次
★★★★☆
<8>最新のPC情報はどうなってる?
1)いやはやますます混迷を深めるPC探検隊である。あちらを立てればこちらが立たず。誤解が誤解を生んで、ありゃ、こりゃ、どうなっているんだろう。
2)この10年弱、パソコン本体についてはず~とサボっていたから、最新情報がよく分からなくなっていた。もうすこし小間目にブラッシュアップすればいいのだが、どうもスマホやらタブレットやら、SNSやらに振り回されっぱなしだった。
3)パソコン自体はもう完成しただろう。ある意味、もう成長はない。それは一面では本当だった。だから、IBMやらSONYやら大手のパソコンメーカーは撤退し、国内大手の大部分も不採算部分としてPCをやっかいもの扱いするようにさえなってきた。
4)PCは完全に白物化し、利益を生むようなシステムが失われてしまったのである。
5)しかしながら、白物化しただけに、生活スタイルのなかでは不動の位置を獲得し、誰もが当たり前に使うようになってきた。そうならざるを得なかったのである。
6)そもそもパソコンとは、パソコン本体のことだった。せいぜい付属していても、マウスとキーボード、それにプリンターくらいのものだった。それで十分だったし、それ以上の発達なんて、シロートの私などには想像もできなかった。
7)ところが通信回線やら、画像やら、音響や映像、リアルタイムに繋がるビッグデータや、いまを盛りのSNSなどの発展により、PC本体も変わらざるを得なかったし、また、可能性の追求に血道を上げるようになってしまった。
8)度重なるOSのグレードアップなど、本当は不要な部分も多い。なんでオフィス類を毎回更新しなければならないのか。古いもので十分ではないのか。今やPC屋のためのPCになっていて、不要なグレードアップもやたらと目につくことになった。
9)もう、この際、なんだかんだ言うのはやめよう。とにかく、PCはまだまだ進化するのである。少なくとも、容量、速度、性能、感度、ユーザビリティなどにおいて、まだまだ進化し続けるのである。目を離すわけには、やはり行かないのである。
10)車だって、走る、曲がる、止まる、ができればいいじゃないか、とは言うものの、人類はあくなき探求を続けている。PCもまた、読み書きソロバンに倣って、ワード・エクセル・インターネット、などと言われた時代は、とうに昔の話である。
11)5年なり10年なりに一辺の買い替えの車も、常に情報をブラッシュアップしておかないと時代遅れになるが、PCもまた、あるいはPCこそ、常に常時戦場の感性をもって、常に見つめておかなければならないのでR。
12)とかなとか言いつつ、いずれにしても、選ぶPCの価格帯は、10年前の半分になっている。え~~、この性能がこの値段???? このPCがここまで動く??? とてつもない進展である。もちろん、収入も財布の中身も半分になっているので、PCの価格が半分になっても、あんまり割安な感じもないのだが。
13)ということで(どういうことじゃ)、とにかくPC選びは混迷している。その原因の大きな要因は、今使っているPCの調子が、なんと、すこし良くなったからである。いつサドンデスするか、と冷や冷やものだったが、なんだか、この数日調子がいい。これならまだまだ使えるじゃん。そう思うと、新しいPCに買い替える気持ちが、トーンダウンする。
14)この緊急感がなくなったことが、時間に余裕ができ、あちこち目をやってしまうことになる。ここに大きな混迷の原因があるのでR。
15)今すぐにでもPCが必要ならば、とにかくあれとこれと、あいつが動けばいいじゃん、とかなり早目の決断ができるのだが、余裕がでてくると、人間、欲がでる。あれもこれも、そして、それもどれも、と、人間、欲には限りない。
16)限りある命と知りつつも、いつまでも生きていたいと望む老境に似て、どうもPCにかける夢は、どこまでも深い闇を持つ。
| 固定リンク
「13)すべてがムダであることについて」カテゴリの記事
- 「10年間で読んだ本ベスト10」<24>最後の一冊(2016.06.02)
- 「宮澤賢治 魂の言葉 」 宮澤 和樹 (監修)<2>(2016.06.02)
- 再読したいこのカテゴリこの3冊「すべてがムダであることについて」編(2016.06.02)
- 地球人スピリット・ジャーナル・ダイジェスト版<60>「すべてがムダであることについて 」カテゴリについて(2016.06.02)
- 「10年間で読んだ本ベスト10」<23>さらに3冊にしぼる(2016.06.02)
コメント