「解き明かされる日本最古の歴史津波」<29>多賀城廃寺跡
「解き明かされる日本最古の歴史津波」 <29>
飯沼勇義 2013/03 鳥影社 単行本 p369 飯沼史観関連リスト
★★★★★
多賀城廃寺跡
多賀城遺跡群のなかに廃寺跡に、いにしえの五重塔の痕跡を求めて訪問。
ここにもかつて、このような三重塔か五重の塔が建っていたはずなのである。
その痕跡は確かにある。近寄ってみれば、一辺の長さはそう大きいものではないが、その心柱が建っていただろう敷石を見ると、相当に迫力がある。
ここに五重塔が建っていたとすれば、それはそれは、たしかに素晴らしい眺めであったことだろう。
以前にも、なんどか訪ねたところではなるが、あらためて訪ねることによって、当時の面影がしだいしだいにクリアになるような気がしてくる。
この遺跡が発掘調査されているのは明治以降だから、それまでは、多賀神社がこの上に建っていたのだ。
明治以降、この地が、とんでもない意味深い土地であることが判明してから、多賀神社は、後ろに移設された。
時間とともに経過する、さまざまな流動性のなかで、空間軸と時間軸が、縦横無尽に錯綜する。
明治以降の、寺なのか、神社なのか、という分離政策のなかで、神々、仏様たちは、人間どもの彷徨を、どんなふうに見つめていたのだろうか。
このお社に、3・11直後に、野草社のI氏や、友人のH女史などとともに参拝したのだった。あれからでさえ、もう5年が経過するのか。
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