「10年間で読んだ本ベスト10」<23>さらに3冊にしぼる
<23>さらに3冊にしぼる 目次
1)河合隼雄は「無人島に持っていくなら、まずは古事記一冊を持っていくだろう」という。無人島に何をしにいくのか、どのくらいいくのか、どのような環境なのか、など気になることはたくさんある。いちがいに言えることではない。
2)しかしながら、当ブログも敢えて、その無謀なシュミレーションに挑戦する。もし今、無人島に3冊の本を持っていくとするなら、何を持っていくのか。無人とは言え、電気はあるのか、電波は届いているのか。食糧はあるのか。外敵はどうか。それらを加味しなければならないが、あえて今ならこの3冊だ。
3)まずは「OSHO ZEN TAROT」。わがマスターOSHOの智慧の詰まった一冊、というかひとつのシステム。無人島のサバイバル・ゲームのなかで遭遇する危険な事態は次々とやってくるに違いない。そのひとつひとつに対処する智慧が見つかるかもしれない。
4)それは陸の孤島の無人島に限らず、都市文明の孤島に迷い込み、まったくの援助なしのサバイバル生活であったとしても有効であろう。生き延びるためには、このカード一式をポケットに忍ばせて行くのは悪くない。
5)二つ目は、千葉富三「日本の誕生」だ。ホツマツタヱ―大和言葉で歌う建国叙事詩「甦る古代 日本の誕生」 。私はこの数年、この本を読み解きたくてうずうずしているのだが、集中できない。そもそも集中力がないのが私の売りであるが、それにしても、この1200頁を越す大冊を読みこなす体力と気力と、時間がない。
6)河合隼雄が、まずは古事記、というなら、私は彼にならって「ホツマツタエ」を持っていこう。そしてそれは行きがかり上、千葉ホツマとなる。予備知識もたくさん必要になるだろう。併読すべき他の本も多かろう。本書に誤謬を見つけることも可能だろう。好き好きでしかたない、という本ではない。しかし、今、機会に恵まれるなら、この大冊を一冊、読みくだいてみたい。
7)そして三冊目は「新しいLinuxの教科書」だ。実はこの本、この二週間ほどずっと手元にあるのだが、当ブログとしては未記録である。そもそもそう簡単に読める本ではないし、読む本でもない。辞書的に用途に合わせて、あちこち見ながら活用すべき一冊である。そして、なお、私にはほとんど理解できない一冊なのである。
8)プログラミングやLinuxについての本は、当ブログにおいてもすでに何冊も読んできた。プログラマーという職業や仕事の形態、あるいは存在様式を、私は実に現代的だと思う。無人島にいくなら、Linuxの入ったモバイルパソコンを持って行きたい。そしてちょっとはプログラマー的なポーズを取ってみたい、万年携帯コンピュータ4級の私は思うのだった(涙)。
9)三冊と限るなら、今はこの辺を考えておけばいいだろう。別段に棺桶に入れてくれ、というわけではない。無人島に「レジャー的」に遊びに行くなら、そして、キチンと今ある存在様式まで戻ってくることができるなら、これら3つのアイテムは、なかなかいいんじゃないかな。私的には○である。
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