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2016/06/03

「杷不住述懐」<3>ダイジェストを俯瞰する

<2>よりつづく

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「杷不住述懐」
<3>ダイジェストを俯瞰する    目次

1)二ヶ月前に、単に「述懐」としてスタートした当企画は、最近行なわれた友人たちとの旅の土産に、杷不住という名をお借りすることによって、装いも新たに「杷不住述懐」として再スタートすることになった。最初の意趣はそのままであり、より具体的な姿を持ち始めた、というべきであろう。

2)時あたかも、当ブログ10年を振り返り、「10年間で読んだ本ベスト10」なるものを、いくつかの角度から企ててみたところ、結局、最後に残ったのは、当ブログのダイジェスト版、一冊であった。当然といえば当然の帰結であり、もちろんわが意を得たりの結論ではあった。

3)しかし、と思う。生涯三つの記述とする「物語」や「スートラ」に比較してみると「ダイジェスト」はあまりに冗漫に過ぎるのではないか。もっとも前二文をも含むのであるから、当然のことといえば当然である。しかし、冗漫さにおいては、実に目にあまる状態である。ここは、時あたかも到来した杷不住の五七語の力を借りて、もう少しコンパクトに濃縮して見ることとする。

4)先日、意図せぬ準備も兼ねてダイジェストを一読してみたのだが、これはこれで面白い一文であった。前半部分は後日加筆訂正を繰り返しているので、よりつなぎは良くなっている。中盤から後半にかけても、今後同作業をくわえればr、より良いものになるだろう。さりとて、それは、杷不住極意の簡潔さにおいて、全く用に足りていない。結局、一言で、なんなんだ?

5)「物がたり スートラどっこい ダイジェスト」杷不住

6)さて60に及ぶカテゴリ名を見ていると、同じ傾向のものをまとめることができる。2とか3とか連続を語っているものもあれば、5にまで届いているカテゴリもある。類語を使っている場合もあるし、発展語を使っている場合もある。これらを圧縮すると、およそ40ほどのカテゴリにまとまる。これをさらに敢えて三つのジャンルに分類してみる。科学、芸術、意識。

7)「サイエンス アート驚く コンシャスネス」 杷不住

8)科学分野において、当ブログに見えているのは、PCやITを含むインターネットであり、もう一つは原発核問題である。地球を一つの生命惑星と見ることはできたが、宇宙計画や宇宙の構造などに深い関心を持ち続けることはできなかった。

9)芸術とは言え、当ブログにおいてはどの程度のアートを追いかけることができただろう。文学作品だったり、絵画だったり、あるいは織物だったり、時には仏像だったりした。しかし、いわゆる芸術と言われる部分の、ほんのひとかけらを拾ったにすぎなかった。

10)意識といい、哲学と言い、宗教といい、思想といい、さまざまな言われ方をするエリアにおける究極の単語は「瞑想」である。ZENと言ってもいいだろう。そのマジックキーワードを握ってしまっているために、逆に、自らの道を狭くしてしまっているともいえる。

11)しまった。この述懐を始めてしまって、本当の気持ちは、しまった、だ。いやはや、これは、またまた長旅になるぞ。

「旅なかば 道はてることなし わが庵」 把不住

「把不住述懐」地球人スピリットジャーナル・エッセンス版につづく

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