今日の気分はこの3冊 <21>「人工知能は私たちを滅ぼすのか」、「パソコン購入ガイド」、「もっと上手に市民農園」
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今日の気分はこの3冊 <21>
「人工知能は私たちを滅ぼすのか」、「パソコン購入ガイド」、「もっと上手に市民農園」 今日の気分はこの3冊 目次
1)「人工知能は私たちを滅ぼすのか」 計算機が神になる100年の物語(児玉哲彦2016/03 ダイヤモンド社)を閉じて考えた。もうここで書かれているシンギュラリティは、ブラックボックスというより、まったく手の届かない別世界のような気がしてきた。
2)その反面、「パソコン購入ガイド」 2016 100%ムックシリーズ(2016/05 晋遊舎)を読みながら、自分が使いきれるパソコン選びをしていたりすると、おなじITの世界ながら、なんと遠く隔たった世界になってしまったのだろう、と愕然となる。
3)それはまるで、自転車で月どころか火星やアンドロメダまで走っていこうとするかのような、絶対的な断絶間と、ある意味の絶望感を持つ。
4)それに比して、同じ技術と言いながら「もっと上手に市民農園」4.5坪・45品目 小さな畑をフル活用 (コツのコツシリーズ 斎藤進 2012/3 農山漁村文化協会)のDIY感覚は実に身近で手に取ることができる嬉しさがある。
5)ここにある差は何なのだろう。このDIY感覚は必要だ。自分の手で作る。自分のサイズで測る。自分の体験で理解する。
6)そんなこと考えながら、ふと庭に咲いたヘチマの花を眺めていた。いつかヘチマを作ったことあるけど、何故か今年も作ってみた花屋の店頭にあった苗が、突然今朝花を咲かせた。
7)凄いなぁ、綺麗だなぁ。びっくり。自分で庭に植えた小さな苗に大きな花がさいた。当たり前と言えば当たり前のことなのだ。DIY感覚と言えば、まさにそのとおり。
8)しかしだ。この花は、確かに苗を買ってきて植えたのは私ではあるが、この花を咲かせたのは私ではない。この花が咲くシステムを作り上げたのは私ではない。この花のバックには自然があり、大きな大自然の神秘がある。
9)ここでちょっと考えた。私の市民農園は、たしかに自分サイズの小さなものだが、その向こうには手の届かない大きな神秘がある。その大きな宇宙へと繋がっていくところを実感したいからこそ、今日もまた畑にいくのだろう。
10)だからここでさらに考えた。私のパソコンは、実は限られた機能に留まるだろう。出来ること、やれることなど、実にちょっとした世界でしかない。しかし、そこから向こうに大きな世界が広がっているのだ。
11)シンギュラリティから更に神秘の世界へと繋がっていく。その窓口として、私の使う小さなパソコンが手元にあれば、それで十分なのではないか。
12)なんかそんなことを考えていた今朝だった。
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