「わがボタニカルライフ」<28>人畑一体
<28>人畑一体
1)市民農園+クラインガルテンも二年目である。昨年の試行錯誤は超ビギナーのかわいい取り組みとして、二年目の今年は、あまり自分の失敗談をオープンにするのは、気が進まない。なんだか、全然進歩がないじゃないか、という感じがする。
2)それでもやはり、二年目は二年目らしい、試行錯誤というものがあるようだ。
3)ひとつに作物の選び方。昨年うまくいったから、ことしも同じ様に、と思うと、実はそこに大きな落とし穴がある。まず連作障害。同じ土地に同じ作物を毎年植えると、必要な微量要素が不足して不作になるらしい。
4)わが畑の場合、今年はナスがそれに対応している。分かってはいたのだが、作付の順番や狭い面積をやりくりしていると、あれ、ひょっとすると昨年も・・・・、反省。今のところ茎は見事に成長しているが、はてさて、キチンと根を張り、実をつけてくれるだろうか。
5)二つ目は、キュウリ。台木の葉っぱが大きく伸びすぎて、それがキュウリだと思っていたら大間違い。そちらに栄養を取られて、本体が小さく遠慮がちになってしまった。これは昨年も同じことをやった。今年は成長しないうちに次々と切り落としている。
6)ジャガイモにつくテントウムシ。去年は他の畑のニジュウヤホシテントウムシが気になったが、今年はわが畑にジャガイモを作ったので、大発生。ひとつひとつ手で潰しているが、今年は、自家製霧状虫退治液体は使わないでいる。手でつぶすしかない、と諦めている。
7)去年は、どうやら肥料のやりすぎだったようだ。土づくりとしてボカシ肥料などを中心にはしたのだが、他の牛糞や鶏糞、貝殻石灰なども、どうやら多すぎた。今年はすこし少なめ。だけど、888などの化成肥料も導入したので、ナスやキュウリは二週間に一度くらい追肥予定。
8)トウモロコシは昨年失敗して、今年はクラインガルテンにアメリカインディアン原種のグラスジェムコーンなるものを作付している。スイートコーンのように甘くはないので、ハクビシンやカラスの被害は少ないと思われるが、どうなるだろう。
9)トマトやメロン、スイカの類は、昨年うまくいかなかったので、今年は作らなかった。期待値ばかりが大きすぎると失敗した時の落差が大きい。
10)しかし、それにしても、二年目の今年の失敗としては、一年間の畑のサイクルと、自分の身体のサイクルをうまく合わせることができなかったことである。1月2月の雪に埋もれた畑に何度足をはこんでも、やることはない。
11)ところが、3月4月の農繁期に向けての体調づくりが出来ていなかった。他の仕事で体がクタクタになり、畑にいく気力が失われていたのである。4月には契約更新に一回行ったきり。5月だって連休は体がクタクタで寝てばかりいた。
12)畑にようやくでるようになったのは5月後半から6月になってからだった。これはマズイ。キチンと畑と自分の体調を整えていく必要がある。人畑一体、というべきか。
12)そんな体調不良な私を救ってくれたのが、ニンニクである。夜寝る前に醤油に付けたニンニクを一粒の半分づつ食べている。サイクル的には、これが良かった。だんだん体力が回復してきて、なんとなく毎日、毎週、畑にでる体力と気力が戻ってきているようだ。
13)さて、このニンニクは、自分で作ったものではない。他から貰ったものだ。自分の畑では、実は失敗した。失敗した理由はまだよく調べていないので分からない。おそらく石灰かなにかが不足していたのだろう。
14)二年目だから、あまり失敗談ばかりあれこれ書き連ねることはできないが、失敗しないことには成功もできない、というのも真実だから、まぁ、今後も、人畑一体を目指して、楽しんでいこうと思う。
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