「こころある旅 インド」 A spiritual guide 夫馬基彦・他(著) <2>
「こころある旅 インド」 A spiritual guide <2>
夫馬基彦・他(著) 渡辺眸(写真) 1977/11 エイプリル・ミュージック 単行本 326ページ
★★★☆☆
1)カメラウーマン渡辺眸おっかけの中で再会することになった一冊。他の資料と併読していたので、借りだしてからあっと言う間に二週間が経過してしまった。返却期限が近付いたので、通読しようと思ったが、通読するにはちょっと重すぎる。
2)近くの図書館に所蔵してあるのだから、読みたいとなればいつでも読めるのだし、一旦返却しようと思う。しかしながら、この後ろ髪引かれる想いはなんだろう。「A Pilgrim's Guide to Planet Earth」1975/06 Spiritual Community Publicationを元本にしているとはいえ、実に当時の日本的カウンターカルチャーの「混乱」を如実に現わしているような一冊と言える。
「Pilgrim's Guide to Planet Earth」 Traveler's Handbook & Spiritual Directory<1>
Paperback: 288 pages Publisher: Imprint unknown (June 1975) Language: English ISBN-10: 0913852074
3)翻訳本と言いながら、実に日本人執筆陣が「充実」している。真崎守、渡辺眸、室矢憲治、片岡義男、横尾忠則、夫馬基彦、北中正和、宮田雪、斎藤司郎、山尾三省、プラブッダ、佐保田鶴治、松原泰道、中村元、吉福逸郎、青山貢、上野圭一、などなどの面々の名前が、各所に散見される。
4)発行されたのは1977年11月。実にこの年、この月のタイミングでインドに旅立ったのだった。実にあの混沌としたインドに飛び込んでいくには、この混沌としたガイドブックでは、おそらくなんの役にもたたなかったのだ。
5)長期間に渡ってこの本を所蔵しておきながら、いつの日か、この本を手放していた自分の意図はよく理解できる。今でもまだこの混乱した一冊を再読できない。なにか元の黙阿弥にもどる様な、不快な気分になる。
6)しかしながら、いつの日か、この本を、当時の状況を振り返りながら再読しておくのもいいかなぁ、と、一冊古本を取りそろえておくことにした。いずれ全体を俯瞰し、精読するタイミングも来るだろう。
7)実は、この本には渡辺眸氏の写真ばかりではなく、文章も所蔵されていた。
8)なにはともあれ、あまりこなれた素晴らしい紹介文とは言い難いが、わがマスターOSHOの紹介文だけピックアップしておいて見る。
つづく
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