「講座スピリチュアル学」第5巻スピリチュアリティと教育<6>

「講座スピリチュアル学」第5巻スピリチュアリティと教育 <6>
鎌田東二(著), 西平直(著), 上田紀行(著), トマス・ジョン・ヘイスティング(著), その他 2015/12 ビイング・ネット・プレス 単行本: 261ページ 「地球人選書 講座スピリチュアル学」リスト
No.3752★★★☆☆
1)全7巻のうちの第5巻まできた。ここまでくれば、大体この「講座」の性格もはっきりしてきたというべきだろう。
2)「地球人選書」といい、「講座スピリチュアル学」といい、「地球人スピリット・ジャーナル」を標榜する当ブログとしては、とても気になるシリーズである。しかしながら、一読書子として対応する場合、必ずしもグッドタイミングの読書とはなっておらず、いちど目を通しておいて、後で再読精読かな、と思う程度である。
3)例によってこのシリーズは、各巻、巻頭巻末の編集者である鎌田東二の文章に目を通して、あとはひとつふたつ気に入った論文を見つければ、それで十分という流れである。
4)このシリーズ、せっかくこのようなチャンスがあったのなら、むしろ編集者一人による論旨の展開でもよかったのではなかろうか。そして「学」ではなく「道」としてまとめることはできなかったのだろうか。
5)当然、編集者一人の論旨であるならば、絶対的なものにならず、常に相対的にしか読まれはしないが、それでも、その7つのテーマにおける一貫性がより際立って、やはりそこには、相対を越えたた、ひとつの生きざまが、もっとまざまざと浮き上がってきたに違いない。
6)少なくとも、ここまで読み進めてきた限り、当ブログとしての評価は★3がギリギリである。よくぞやった。こういうシリーズを待っていた、とは思うけれど、その成果は、少なくとも一読書子としては、割とひややかで、若干むなしい気分が残る。
7)スピリチュアルと教育で思い出すのは、わが小学校5・6年生の時の担任だった越前千恵子先生のことである。彼女は実に生徒たちに慕われた先生だった。彼女についての思い出は、当ブログですでにいくつか書いているが、ひとつエピソードをくわえておく。
8)いつの頃か、私たちの教室では瞑想が始まった。帰宅時間になると、机と椅子を前方半分に押しやって、後ろ半分を残し、そこから掃除を始めるのであるが、その前に、先生は教室の全員を床に座らせ瞑目させた。
9)あの時、胡坐や結跏趺坐ではなく、正座、いわゆるお座りであったが、どのくらいの長さだったのだろう。30秒くらいだったかもしれず、あるいは1分だったかもしれない。ひょっとすると5分くらい続いたのかもしれないが、もうそのことについては覚えていない。
10)それは「反省会」というネーミングであったと思う。あの当時、あるいは今日においても、このような形の「反省会」というものはあるのだろうか。単に瞑目して反省するだけなら、机と椅子に坐ったままでもいいのだろうが、何故か彼女は、フラットに子供たちを正座させて瞑目させた。
11)5,6年の担任だったが、おそらくあの反省会があったのは6年生になってから、しかも一学期くらいの間だったのではないだろうか、と思う。何がきっかけだったのかは、当時も今も定かではないが、彼女が反省会を思い立ったのは、クラスがいまいち落ち着かない時期があったからではないか、と思う。
12)いずれにせよ、私が自分の人生の中で、いわゆる後から考えて「瞑想」というものに出会ったのは、あの時が最初だったのではないだろうか、と思う。彼女は学校の教育学部を出てまだまだ20代の新任教師でしかなかった。後で御父上はある教団(金光教)に関わる方であると知ったが、その影響もあったのかもしれない。
13)あの時期、あのような形で、瞑想を体験したことは、私のライフストーリーにとっても、とても素晴らしいタイミングであった。そんな体験から、この本との関係を解きすすめてみようと思ったが、今回はやや時間不足であった。
14)このシリーズ、なにはともあれ一度目を通してから再読しようと思っていたが、全巻近くの図書館にあるわけではないので、再読はうまくいかないだろう。しかし、それもいたしかないと思う。ただ、こういうシリーズがあったぞ、ということは、近年としては角川インターネット講座と並んで重要な記念碑的な出版になるだろう。
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