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2016/08/22

「2016年版 間違いだらけのクルマ選び」島下泰久<13>

<12>からつづく

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「2016年版間違いだらけのクルマ選び」
島下 泰久 (著) 2015/12 草思社 単行本(ソフトカバー) 256ページ 目次
★★★★☆

<13>ホンダ車を考える

1)ふと気づいてみれば、最後の一台としての候補車の中にホンダ車がない。あれ? トヨタも日産もあるし、マツダやスバル、舶来車の中にもあるのに、どうしてホンダ車だけ?

2)ホンダは、私たちの世代とはつながりが深い。N360や初代ステップワゴンや、時代を風靡したCIVIC、初代オデッセイ、などなど、時代の背景とともに思い出されるクルマは多い。

3)しかしながら、ごく近い過去から考えると、インサイトとかフィット、その辺が私の記憶の最後になっている。もちろんいいクルマもたくさんあるのだろうが、どうも目がいかない。

4)それは6年前に旧プリウス2と、最後まで張り合った旧インサイト2のイメージがどうしても残るからだろう。旧インサイト2はリッターカーであるフィットがベースになっていた。車格が低いだけじゃなく、天井も低かった。頭がつっかえたのである。あの時のショックのイメージが大きかった。

5)あの頃、まだまだハイブリッドを冠するクルマの選択肢はすくなかった。今ではあらゆる車種にハイブリッドのキャッチフレーズが踊っているが。はてさて、現在はどうなっているのだろう。

6)ホンダ車に目がいかないのは、逆にホンダ車が身の回りを埋めているから、ということもできる。我が家の2台目は現行ステップワゴンである。時に必要に迫られて私も運転する。しかし、このクルマを買って、日常的に使うのは私の役目ではない。

7)フィットやフィットハイブリッドも、知人に多い。関連の工場があり、そこに務めている人々は必然的にホンダ車になることが多いのだが、軽はともかく、身近な乗り物となると、フィットはすぐに視野に入ってくる。この、汎用性が、どうも私には距離を置かせるのだろう。それに、リッターカーは別ブランドでもあるが、11年も乗ったので、もういいなぁ、という気持ちが強い。

8)それに、ごく親しい友人の愛車はCR-Xである。時に同車させてもらうのだが、彼が自慢するほど、一向に私の心は動かない。2+2のシーターはいったいどういうことなのだろう。助手席はともかく、後席に乗車することは絶対無理。まず尻がシートに入らない。運転席の後ろでは足が挟まってけがをする。天井に頭がつかえてしまうので、首を曲げて乗っていなければならない。そんなバカな、と思うのだが、現実にそうなのだ。

9)帰省した息子夫婦と4人でドライブすることもあるらしいが、かなりの苦難がともなうようである。そもそも4人が乗れないのに4人乗車仕様として許可している交通省が悪いのだろうなぁ。後ろのシートは、あれは、ちょっと大きめのスイカ置き場にちょうどいいと思う。クルマの中ではころがってしまうので、ソファでもおいてベルトで締め上げれば、割れもしないだろう。

10)たしかにMロードスターの2シーターに心動かされるのであれば、たしかにCR-Xも検討の余地があるのだが、どうもいけない。私の夢にも、私の現実にも、どうもフィットしない。

11)というわけで、ホンダ車は身近にあり、お世話にもなってはいるのだが、わが愛車としてはどうもイメージしにくいメーカーであるようだ。あの内装のデザインも、チカチカして子供っぽいと思ってしまう。

<14>につづく

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