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2016/08/31

「58歳からの楽々運転術」徳大寺 有恒

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「58歳からの楽々運転術」
徳大寺 有恒   (著) 1999/09 草思社 単行本: 238ページ
No.3774★★★☆☆

1)徳大寺有恒還暦後の一冊であり、まぁ、ある意味当たり前の本である。1999年9月という、ノストラダムス登場の世紀末にこのような本を書いていたのだから、まぁある意味、幸せな御仁であったということができる。

2)私も人生を56歳あたりからシフトしたから、それに合わせたクルマ選びは間違ってはいなかったと思う。目次に書いてあることは、ひとつひとつがもっともだ。ただ、ついつい忘れてしまったり、注意を怠ったりしてしまう。この本を材料にひとり反省のチャンスにすることができれば有恒・・・じゃなかった、有効な一冊と言える。

3)しかしいかんせん書かれた時代がふた昔前である。高速道路はプリペイドカードで、って言われても、いまやETCがあたりまえ。老人にはカーナビがなんて書いてあったって、いまやナビがついていないクルマのほうが少ない。後付けナビだって、実に1万前後からある。

4)いちばん納得したのは、縦列駐車、軽くコツンと当てるくらいがちょうどいいんじゃないか、というあたり。私は実はこれに大賛成である。道路わきの植物の葉が垂れ下がってきたり、軽く車止めがバンパーに当たったりするが、正直いうと全然気にしていない。なにか異常がでてくるなら、いつも出している定期点検の時に、プロの技術者たちが何かアドバイスしてくれるに違いない。

5)あ、これは本当だなぁ、と思ったのは、ミラーをよく見て、いやというほど後方確認を、というところ。実は、先日腰を痛めて、振り返りができなくなり、ミラーをたよりにバックをして、ちょっとしたシクジリをした。いやぁ、老いるとはこういうことか。

6)室内ミラーも、ちょっとワイドなものをつけていたのだが、最近なにかの拍子に外してしまった。もともとオリジナルなミラーはちょっと視野が狭い。あれは元にもどそうと思う。とにかく、視野が狭くなっている。見ている角度は同じはずなのだが、両脇に移る物陰に対する認知度が低下しているようでもある。

7)著者は3ナンバーではなく5ナンバーを勧めている。私も賛成。そうだよなぁ。私のマイカーは、いちおう3ナンバーではあるが、実際は小さいサイズのクルマである。これがいい。これからのクルマ選びは、大きいのは、とにかく取り回しが大変だ。小さくて、多少とコツンもあって、のんびりやれるほうがいい。

8)いろいろあるが、多少経費はかかるだろうが、定期点検は絶対に出しておきたい。タイヤも、技術の面々がいうことを素直に聞いて、早め早めにお勧めのモノに交換しておこうと思う。

9)私にとっては一台しかないクルマだが、家族で考えれば、二台のうちの一台となる。あらゆる場面での使用を考えるが、あまり守備範囲を広げずに、割り切った考えも必要であろう。とにかく自分が運転するのだ。快適で安全で、楽しいドライビングにしなければならない。

10)それに私の場合は、業務用でもある。出しゃばらず、不遜にならず、まずまず清掃してあって、利便性の高いクルマであれば、ベストということになる。

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