「悪役レスラーは笑う」「卑劣なジャップ」グレート東郷 <2>
「悪役レスラーは笑う」「卑劣なジャップ」グレート東郷 <2>
森達也 2005/11 岩波書店 新書 247p
★★★★★
1)20代の半ばにおいて、私はがんセンターの死のベットに横たわっていた。余命半年。覚悟はしていた。十分だ。私は十分生きた。今世の目的は果たした。
2)だが私は死ななかった。私をこの世につなぎとめたものはいくつかある。その中でもかなりのウエイトを占めていたのが、アルビン・トフラーの「第三の波」だった。いずれやってくるパソコンやインターネットの社会を生きてみたい。
3)その執念が私の肉体をつなぎとめたといえる。
4)老いて、50代の半ばになった私を襲ったのは3・11東日本大震災であった。パソコンは各家庭で当たり前に使われ、インターネットも爛熟期を迎えていた。ネット活用法もネタ切れとなり、読書ブログと称した我がブログも、すでに終息期を迎えていた。
5)しかし、その時、私をつなぎとめたものは飯沼史観であったと言っても過言ではない。そこはインターネットに依存しつつも、まったくローカルなもの、自らの足元のホツマ世界観であった。
6)そしてあれからすでに5年と半年。私の魂はうつろいでいる。ふらふらと、私もすでに初老の身、何事の憂いも残さず、この世におさらばする準備をしつづけているのである。
7)今回の当ブログのカテゴリは「Oh My Love」。本来はOSHO My Loveだったのだが、途中から、OSHOは単にOhに変った。我がマスターは、放蕩息子の帰還を、単純には受け入れてくれない。迷ったらOsho、そうではない。すでにらせん階段は一段上に登ってしまっているのだ。あるいは、一段下に下ってしまっている。
8)私はすでにOSHOという単語を使わずにOSHOを語らなくてはならない次元へとおとされてしまっているのではないか、と思う。
9)My Love。もう図書館には読みたい本はない。そう断言して何回になるだろうか。それは本当だ。もう読まなくてもいいだろう。読めなくなっているのかもしれない。それはそれでいいのだ。だけど、それって本当か?
10)パソコンが壊れ、パソコン雑誌に夢中になり、新しいパソコン探しをする。設定に夢中になり、新しい世界が開かれていく。クルマがほかのクルマにあてられ、必死に新しいクルマ探しをする。そして修復リペアに夢中になる。まだまだ、何も楽しいことがなくなった、なんて豪語するのは100年も200年も早いようだ。
11)図書館にしたって、所詮4000冊くらい読んだくらいでは、序の口の序の口、あんたの知らない世界はまだまだあるぜよ。そう思わせてくれたのは、長州力を突破口とするプロレスの世界だった。
12)様々なことがある。昨夜は早く寝てしまったために夜中に起きてYoutubeを見ている。森達也、NHK番組だ。3回目まで一気に見た。さて、ここで風呂に入って、一杯焼酎をひっかけて、第4回目を見る。グレート東郷、金髪鬼ブラッシー、アンドレ・ザ・ジャイアント。そして、大木金太郎とつづく。ここから、プロレスの基本である国籍問題、日本プロレスのルーツ=力道山へと回帰するかな?
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