「わがボタニカルライフ」<30>ヘチマ
<30>ヘチマ
すっかり途絶えてしまったこちらのシリーズだが、わがボタニカルライフが途絶えてしまったわけではない。むしろ、春から夏にかけて、真っ盛りの夏の間は、あまりにもエピソードがありすぎて、メモをすることすら忘れていた、ということになろう。
今年のなによりの収穫はヘチマであろう。 園芸店で見つけた小さなひ弱そうな苗一本が、今年は大きく実った。あれよあれよという間に大輪の花をいくつも咲かせ、雄花も雌花も盛んについた。一部人工授粉したものが成功したのか、今年は大きなヘチマが三本収穫できそうだ。
いつだったかわが家でもヘチマを作ったことがあった。あの時はたしかヘチマ水を取ったはずだったが、そのアルカリイオン水だかは、健康のための飲料にもならず、女性陣の化粧水にもならず、結局、ああ、これがヘチマ水ね、というレベルで、あまり活用されなかったように記憶する。
さて、今年はどうしよう。見事に実ったのでこのまま捨ててしまうのはもったいないので、今年はヘチマたわしでも作ろうか。 近所の人たちに聞いたり、ネットで検索したりするのだが、その制作方法に決定打はない。基本、土の中に2か月ほど埋めて腐らしてから、その筋だけ取るのだというが、ネットでは一遍に煮込んでしまっても制作できるという。どうしたものか。
しかしまぁ、 あれだけのひ弱そうな一本の苗から、これだけの大きなヘチマが何本もとれるのだから不思議である。大した肥料も必要とせず、手入れもほとんどなし。ただ、ツルがあまりにも伸びるので、支柱で棚は作ってあげた。毎日毎日の成長が早いので、朝起きて庭にヘチマを見に行くのがたのしみだった。ありがとう。あの日々の思いでのために、キミをタワシとして保存する方法を考えてみるね。
| 固定リンク
「11)Oh my Love」カテゴリの記事
- 再読したいこのカテゴリこの3冊「Oh my Love」編(2016.10.01)
- 「WIRED VOL.24」 特集 NEW CITY 新しい都市 <3>(2016.10.01)
- 「わがボタニカルライフ」<33>トチの実(2016.10.01)
- 「2016年版 間違いだらけのクルマ選び」島下泰久<29>見えてきたもの(2016.09.30)
- 「パソコン購入ガイド」 2016 100%ムックシリーズ<48>(2016.09.30)
コメント