« 「<インターネット>の次に来るもの」 未来を決める12の法則 ケヴィン・ケリー<10>フィルタリング フィルターをかけていく 本当に必要なものを順に選別する | トップページ | 今日の気分はこの3冊 <22>「<インターネット>の次に来るもの」、「Journal of Financial Planning」特集 フィンテックが変える 金融とFPの未来、「WIRED VOL.25」 特集 The Power of Blockchain ブロックチェーンは世界を変える »

2016/10/15

「<インターネット>の次に来るもの」 未来を決める12の法則 ケヴィン・ケリー<11> リミクシング 再統合していく 異質だったものを混ぜ合わせてみる

<10>からつづく

71jnk7sfvgl
「<インターネット>の次に来るもの」 未来を決める12の法則
ケヴィン・ケリー (著),    服部 桂 (翻訳) 2016/07 NHK出版 単行本: 416ページ 目次

<11> リミクシング 再統合していく 異質だったものを混ぜ合わせてみる

1)ケヴィン・ケリーのここにおける8番目の法則、リミクシングは、私にとっては、SCREENING(スクリーニング)にやや近い。別々だったものをまとめてみる。抹茶とコーヒーを、ひとつの茶器で飲んでみる。抹茶とアイスクリームを組み合わせてみる。アイスクリームとコーヒーを合わせてみる。などなど、同類項のものをより近くに置いてみる、というイメージだった。

2)しかし、ここで彼はもっと別なことを言おうとしているようだ。それはおそらく今でいうところのガソリンエンジンと電気モーターの組みあわせでハイブリット車を生み出すような、配合を意味しているようだ。そして、それは価値を生み出すもの、ビジネスモデルをブレークスルーするようなものらしい。

3)そうなってくると、私は自分のライフスタイルの中で、それを実行しようとすると、すこし難題となる。そもそも、私は自らの業務と、ネット上の趣味は、ほとんどクロスさせていないからだ。それは正解であったし、コンプライアンス上、それは正しいように思う。

4)しかし、彼は、ここではそれをやるように、私を誘惑しているように思える。やるかやらないかはともかく、私はここでは、このリミクシングという法則を、私の業務と趣味の組み合わせ方、と読み解いてみることにする。

5)そもそも、二つは、ともに深くITと関わっている。両者とも、ITがなければ成立しない時代となっている。であるからこそ、私はこの両者をふたつにはっきりと峻別してきた。混同しないように、間違わないように。

6)しかし、人々はうすうす気づいている。私の業務上の顧客は、私がネット上で積極的に楽しんでいるようだ、ということは知っている。人によっては、ネット上の私の人格を見抜いている。それは大きな問題を引き起こしてはいないが、逆に、そのステレオ効果によって、単なる業務人ではない、という良いイメージを持たれていることは多そうだ。

7)逆に、ネットつながりの人々は、私の職業を漠然とながら推測はしているが、確定はできない。いくつもヒントを書きまくっているわけだから、職種くらいは当てることはできるだろう。しかし、日常的にどのような換金作業、採掘作業をしているかは、微に入り細に入りはわからないだろう。

8)それほど特殊な職種ではなく、あくまで全国津々浦々に存在しうる職種なので、類推することは可能だ。しかし、どんな職業であろうと、他人からはよく見えない角度というものがある。ましてやそれぞれの個人的なやり方も違ってくる。

9)ここでの私の挑戦は、あえて、この二つの私の大きな領域をリミクシングしてみることではないだろうか。

10)そういう予感はあったのだ。だからこそ、今回、最後の最後まで突っ走れるかどうかわからないが、フィンテックというカテゴリ名を立ててみたのだ。

11)人によっては本を書きながら、自らの業務をやんわりと含ませて宣伝している人もいる。あるいは、自分の業務を先行させながら、実はあらたな分野に人々の視線を向けさせている人たちもいる。

12)現在のところ、フィンテックという語彙は、私にとってはどちらかというと業務側によっているネーミングだ。しかしフィンテックという用語を使っても、おそらく現在の私の顧客には、直接的なメリットはないだろう。なにを今更、と言われるだけだ。

13)逆にネットつながりの人々にフィンテックという分野の現在進行形をレポートすることは、私の業務にとっては、まったく新しい顧客層を獲得するかもしれないチャンスではある、と想像できる。

14)なるほど、ここまでくると、いろいろ思いつくことがある。業務は業務で、積極的にITへと近づこうとしている。それを積極的な意味で拒否続けてきたのは、私自身だった。サボりの理由にさえ使ってきた。ここは、意識改革だな。

15)リミックスする---既存の素材を再構成したり再利用したりする---ことは、伝統的な財産や所有という概念に大混乱を引き起こす。もしあなたがメロディーを、家と同じように財産として所有しているなら、私がそれを許可もなく支払いもせずに使う方法は非常に限られたもになる。

 しかしすでに説明したように、デジタルのビットは手に触れることができず、他と競合することもない。つまり不動産というよりアイデアに近いのだ。(中略)

 われわれの法体系のほとんどはまだ農耕時代の原理原則で動いており、所有物には実体があることが前提となっている。つまりデジタルに追いついていないのだ。それは努力が足りないのではなく、所有することが以前ほど重要ではなくなった時代に、所有がどう機能するかを明確にできていないせいだ。p274 「REMIXING」

<12>につづく

|

« 「<インターネット>の次に来るもの」 未来を決める12の法則 ケヴィン・ケリー<10>フィルタリング フィルターをかけていく 本当に必要なものを順に選別する | トップページ | 今日の気分はこの3冊 <22>「<インターネット>の次に来るもの」、「Journal of Financial Planning」特集 フィンテックが変える 金融とFPの未来、「WIRED VOL.25」 特集 The Power of Blockchain ブロックチェーンは世界を変える »

10)FinTech」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1188521/67963523

この記事へのトラックバック一覧です: 「<インターネット>の次に来るもの」 未来を決める12の法則 ケヴィン・ケリー<11> リミクシング 再統合していく 異質だったものを混ぜ合わせてみる:

« 「<インターネット>の次に来るもの」 未来を決める12の法則 ケヴィン・ケリー<10>フィルタリング フィルターをかけていく 本当に必要なものを順に選別する | トップページ | 今日の気分はこの3冊 <22>「<インターネット>の次に来るもの」、「Journal of Financial Planning」特集 フィンテックが変える 金融とFPの未来、「WIRED VOL.25」 特集 The Power of Blockchain ブロックチェーンは世界を変える »