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2016/10/03

「Journal of Financial Planning」特集 フィンテックが変える 金融とFPの未来<1>

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「Journal of Financial Planning」特集 フィンテックが変える 金融とFPの未来<1>

日本版FPジャーナル 2016年9月号(第200号) 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会 会報 p96
No.3792★★★★☆

1)毎月わが事務所にとどく会報。正直あまり真面目に読んだことはない。この号もようやく、フィンテックつながりで話題つくりのために、ちらっと開いてみた。フィンテックの特集は15ページほど。

2)内容的には野口悠紀雄氏のインタビューが見開きで掲載されているものの、あとは簡単なフィンテックのさわりと、あとはFPのお仲間的な人々の論説がつづく。雑誌の特集としてはこれでいいのだろうし、FP個人のレベルでの対応となれば、この程度で十分なのだろうし、この程度しかできない、というもの本当のところだろう。

3)フィンテックの数あるサービスの中で、最もFPの関心が高いのはロボ・アドバイザーではないだろうか。2016年は日本でも続々とロボ・アドバイザーを利用したサービスが開始された年になった。p9「注目のサービスとFP」

4)誰に、何を、どう、なにするのか、というレベルで考えれば、まだまだ絞り込みが足らないロボ・アドバイザーであろうが、将来的には、より的確で、早くて、効率のよいサービスが出来上がっていくかもしれない。

5)そうとなれば、FPと名乗る人々の職種や業態はさまざまあれど、その職業的存在が危うくなる人々もいるに違いない。そういった意味においては、機械に置き換えられてしまうかもしれない存在のひとつがFPである。

6)いまさら、血の通わないロボ・アドバイザーのデジタルサービスよりも、人間FPのアナログ感覚がいいですよ~、なんてつぶやいてもしょうがないだろうな。会計事務所が会計ソフトに仕事を奪われたように、FPたちもまたロボ・アドバイザーに足場をすくわれるだろう。

7)その時はなにも、不利な立場に固執する必要もないし、人間が人間らしく仕事をできる場所をみつけて移動すればそれでいいとは思うが、そう単純にばかりは受け取らない世代も、職種もあるに違いない。

8)なにはともあれ、こういう視点からフィンテックを見ている人々がいる、という確認になった。

<2>につづく

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