「Tarzan(ターザン)」 2016年 7月14日号 [自律神経 チューニング術]<3>
「Tarzan(ターザン)」 2016年 7月14日号 [自律神経 チューニング術]<3>
マガジンハウス; 月2回刊版 (2016/6/23) 雑誌
★★★★☆
★★★★☆
1)この号、もちろん[自律神経 チューニング術]に注目して手に取った一冊だったが、キチンと「マインドフルネス入門」(ビジネスエリートも注目の瞑想術)も特集されているのだった。p59 わずか10ページたらずの特集だが、カラーページで若い女性モデルの図解があり、とても新鮮でわかりやすい。
2)ただ、いつも気になるのはマインドフルネスと瞑想が、まったくほぼ同義として扱われていること。この雑誌でもそのボーダーは明瞭ではない。
3)
1979年、マサチューセッツ医科大学のジョン・カバット・ジン教授が、瞑想からテクニックだけを抽出し、ストレス軽減を目的とした治療法を作った。それがマインドフルネスの始まりと言われている。
以後、脳科学の進歩に合わせ科学的根拠のある方法にのみ収斂され、現在の形に至った。
何十年も修行が必要だった方法が、脳科学により、最小限の努力で最大限の効果を生むメソッドとして確立し始めているのだ。p60
4)まぁ、本質的には同じものなのであるから、あとはなんと味付けしようが、それを体験する人たちのお好みで構わないのであろうが、瞑想や禅でも、ちっとも構わないのだ。
5)ただ、最近、「日本会議の研究」(菅野完 2016/04 扶桑社)を読んでいて思ったことがある。この会議のルーツには谷口雅春がかかわっていたことは事実として知っていたが、もうひとり朝比奈宗源という禅僧も深くかかわっていたことを知って、なかなか難しいものだな、と思った。
6)仏教、禅、瞑想、老師などという伝統的キーワードには、深い闇が潜んでいることも確かなのだ。
7)本質的にメソッドとしてマインドフルネスが現在流行しているとしたら、それはそれなりにその根拠がないわけではないのだ。
8)個人的にはOSHO的言葉使いの中でマインドを肯定的に使うのにはちょっと抵抗があったが、ある時、OSHOが瞑想の特質としてマインドフルネスという言葉を使った動画を見て、へぇ~、そうだったのか、と、ちょっと敷居を下げた。
9)オレゴンのコミューンにおけるジャーナリストに対する応答だと思うが、そのうち、文献も探して、日にち等も確定しておきたい。
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