「WIRED VOL.24」 特集 NEW CITY 新しい都市 <3>
「WIRED VOL.24」
特集 NEW CITY 新しい都市 <3>
2016/8/9 コンデナスト・ジャパン 雑誌 ; 不定版 日本語 WIRED関連リスト
★★★★★
1)この号での特集は「新しい都市」未来の建築家はなにをデザインするか? である。実は、3・11以前からであるが、すぐ近くの貨物列車操車場が大きく変化し、新しいエコシティへと変貌するという計画が、すぐそばで行われている。
2)当ブログでは、その変遷プロセスを興味深く見守っているところだが、実際は、長期化する不景気で、土地開発のビジョンもあっちへ行ったり、こっちへ傾いたりと、なかなかイメージが固まらないできた。
3)だが、3・11を契機として、最大の避難者住宅群ができたあと、スーパーやマンション、コンビニや病院、といった普通の出店が相次ぎ、車のディーラーや、児童公園、ホームセンター、総合病院、などなどと、町のインフラがどんどん積みあがってきている。
4)いまだにまだ空き地はあるのだが、一部は、古代遺跡の発掘などで遅れはしているが、だんだんと骨子は固まりつつある。その名も、「新しい都市」にふさわしいネーミングなのだが、はてさて、これが本当にそうなのか、ちょっと疑わしい面もある。
5)そもそもエコシティなどというのは、モダニズムからつけられているコンセプトであり、必ずしもそうはなっていない。むしろ、どこにでもある街並みが、もう一つ増えているだけではないか、と、ちょっと揶揄したくなったりする。
6)しかしながら、それでもやっぱり、いままでの広い空き地だったところが、日々新しい街並みに生まれ変わっていく姿を見ているのは楽しいし、生活もそれなりに便利になりつつある。
7)実際に、建築家たちに与えられている自由や可能性などは、実は限られているのであろうが、それでもやはり未来の建築家たちには期待するところも多い。
8)もう一つの特集は、「宇宙で暮らそう」火星移住をマジメに考えることから見えてくるぼくらの未来、である。
9)そういえば、いつだったかだいぶ前に、当ブログで「テラ・フォーミング」というビデオをメモしたところ、ちょっとしたバブルのようなアクセスが殺到したことがあった。現在はもう途切れているが、話題としてはこちらもだいぶ大きなテーマなのだな、と気づいてはいた。
10)火星移住などについては、ほとんど関心はないし、マジメに考えようとは思ってもいないけれど、この「WIRED」誌が取り上げている限り、信ぴょう性が増してくるのは確かなことだ。
11)だが、結論部分において、「地球はひとつ とどまる勇気をもつこと」などというタイトルが見えてくるのは、うれしい。単に地球外に飛び出すことばかりではなく、この地球でしか人間は生きていけないし、またひょっとすると、宇宙における生命とは、この地球人だけなのかもしれない、という可能性を、じっくりと味わうことも必要だろう。
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