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2016/10/30

「WIRED VOL.9」 OPEN GOVERNMENT ひらかれた政府 デジタル時代の「ガヴァメント」<2>

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「WIRED VOL.9」 特集OPEN GOVERNMENT ひらかれた政府 デジタル時代の「ガヴァメント」 <2>
WIRED編集部 (編集) 2016/04 コンデナスト・ジャパン 雑誌(GQ JAPAN.2013年10月号増刊) 不定期刊版  WIRED関連リスト 
★★★
1)3.11後に(再)創刊されたWIRED誌のこれまでの全25号の見直し中、大体の概略的な理解をしながら、結局は、三つの号に集約されるのではないか、というところまできた。
VOL.01 特集 OUR FUTURE テクノロジーはぼくらを幸せにしているか?
2011/06
VOL.11 特集 イノヴェイションは世界を救う
2014/03
VOL.25 特集 The Power of Blockchain ブロックチェーンは世界を変える 2016/10
  
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2)しかし、よく考えてみれば、創刊号とVOL.02 特集 ステイィーブ・ジョブズが遺した14のレッスン 2011/12 あたりは、もう当ブログとしても読み込み済みで、天の時、としてすでに共感ずみなのではないか。とすると、もうVOL.01VOL.02はとりあえずのトライアングルから外してしまっても構わないだろう。
 
3)そう思えるなら、今、急上昇してくるのが、VOL.09 特集 開かれた政府 デジタル時代のガヴァメント 2013/09 である。前回は、この号があることを確認したのみにとどまり、別のマインドフルネスなどの記事のほうに興味をとられてしまったので、今回はそのオープンガヴァメントのほうを読んでみた。
 
4)角川インターネット講座の中から選んだ三冊の中でも、第12巻 開かれる国家」境界なき時代の法と政治 東 浩紀 監修(2015/06 KADOKAWA)は、かなりのインパクトがあり、注目すべき一冊としてマークしているところである。
 
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5)さて、開かれた国家、オープン・ガヴァメントとは、いったい何か。どう、何が、進行しているのか。今回のこのWIRED VOL.9で書かれているのは、アメリカでのIT的イノヴェイションと、ロシアから分離したエストニアにおけるITインフラや制度の整備状況である。
 
6)具体的に書かれていることにビックリする。決してそれは想像的であったり、空想的であったりするわけではない。具体的に物事は動いているのである。そのことを、むしろ小さな虫の視点で、具体例を積み上げている記事には驚く。
 
7)ただそれらは、今回の着目点であるブロックチェーンとは直接的には連動していない。行政にあるパソコンのシステムを規制のものからオープンソースのものに置き換えるとか(それでもたいしたものだが)、情報を公開するとか、セキュリティを高くするとか、法人立ち上げのシステムを迅速にしたとか、納税の話とか、そういう話のレベルである。
 
8)翻ってみるに、インターネット納税にしろ、マイカード登録にしろ、少なくとも私たちが住んでいるこの日本国においては、さまざまな憶測を呼んで、遅々として歩みは遅い。一気にもっていかれることも恐ろしいが、巨視的に見た場合、どちらがイノヴェイティブであるのかどうかは、一言では判断できない。
 
9)かつて、車掌さんがいた乗り合いバスは、ワンマンカーになった。地下鉄などはノーマンカーさえある。かつて郵便番号の導入ですら、労組の反対などが大々的に行われた。かつて一週間ほどかかった郵便物の配達も、いまでは翌日配達を期待してしまうほどに迅速化されている。これらも、ほとんどすべてIT技術によるイノヴェーションであり、世界を変えてしまった実例であろう。
10)これからは、この問題が加速していくことが予測される。例えば電力消費量メーターの自動化、いわゆるスマートメーターにせよ、両論百出している。時代の流れ的にはそうならざるをえないだろうし、それをイノヴェイションは支持するだろう。
11)公共機関の乗り合いバスなどもワンマンカーどころか、ノーマンカー化さえ夢ではなくなってきている。これをイノヴェイションと呼ぶか、人々から仕事を奪う愚策とみるかは、今のところそれぞれである。
12)しかるに、かつて都市機能移転が叫ばれた時、それに急ブレーキをかけた石原慎太郎みたいな政治家の「悪行」はいずれ裁かれるだろうが、とにかく、人間が生活するには、巨大都市文明は適していない、と当ブログは見ているのである。
13)小都市連合のような国家感が生まれるには、大都市のデザスターを待たなければならないのかもしれないが(それもまた不幸な話ではあるが)、かつて戦後というデザスターのなかから、わずか70年で大東京圏ができたことを考えると、未来における小都市連合政府の出現も、決して夢物語ではないのである。
14)おそらく、テクノロジー、イノヴェイション、オープンガヴァメントは、その方向にある。

Op

15)「そのテクノロジーは会社や、銀行や、国家さえも壊してしまう(かもしれない)」VOL.25 特集 The Power of Blockchain ブロックチェーンは世界を変える 2016/10

16)その真の糸口を、私たちは(WIRED風に、「ぼくらは」と言ってみようか)、まだはっきりとつかんでいるとは言えない。「かもしれない」のレベルなのである。

17)継続して追っかけてみる必要を感じる。

<3>につづく

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