「WIRED(ワイアード)VOL.21」 MUSIC / SCHOOL 音楽の学校
「WIRED(ワイアード)VOL.21」 MUSIC / SCHOOL 音楽の学校
WIRED編集部 (編集) 2016/02 コンデナスト・ジャパン フォーマット: Kindle版
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No.3810★★★☆☆
1)ようやくWIRED追っかけを始めた当ブログ、過去にさかのぼって創刊号からゆっくりたどってくる予定でいた。いずれこの号も実際に手にとって読もう、と思っていたら、なんと今朝からこの号がネットで電子本として全ページ読めるようになっていた。
2)発売当初、店頭でまずは手にとってひととおり見ている。だが、立ち読みで味わい尽くせるような本ではない。次に電子本アプリで、ちら見した。もちろんこれでも全ページみれるわけではない。
3)今回、ようして全ページ、電子本として読むことができたが、おそらく私は一読者として、一追っかけとして、やはり紙ベースのこの号を入手したくなるにちがいない。紙は紙の良い点がある。紙でしか味わえない魅力がある。
4)だが、単号としてのこの号は、特集からして必ずしも私向きではない。シリーズとして全号揃えた時に、歯抜けになっていては気分が悪いので、やはりそろえようということになるのだろう。
5)今回そういう視点からみた場合、編集長名が若林恵となっていた。う~ん、創刊の時は別の編集長の名前がでていた。これはどうなっているのかな。もうすこし毎号毎号チェックしてみよう。
6)というのも、やはり雑誌は編集長の存在が大事だと思うからだ。ケヴィンケリーがいまだにWIRED.USの創刊編集長として祀られていることを考えると、雑誌の性格付けには編集長の存在は大きい。
7)この号をタブレットでピンチアウトしたりピンチインしたりして、最後まで読んだのだが、コマーシャルまで全部解放されているのは、良心的だと思うが、すこし疲れる。それに比して、同時に読んでいた「エコノミスト誌」などは、まったくピンチアウトーインは必要ない。これは横文字雑誌の長い行を読むのと、縦組み雑誌のそこそこにくぐられた行間を読むことの違いによるもののようだ。
8)そもそも電子本(特に雑誌のばあい)は文字が小さくなりすぎて、われら老眼族には不都合なことが多いのだが、今やネットつながりの平均は40代中ごろになっている時代である。WIRED編集部には、この点の改革を要望したい。
9)音楽や学校について、いまさら特段の思いはないが、例えば、シンギュラリティ大学のマインドフルネス講義については関心はあるのだから、個人的にはこの号の特集よりも、もっと別なものをほしがっている私がいるのだろう。
10)第二特集として「Sex In The Digital Age こんな時代のセックス」も、セックス全盛エイジを通り過ぎている我が世代には、ぴったりの特集とはいいがたい。VRセカンドライフでも、いまやパーツとしてのペニスを装着してバーチャルセックスするのが目的になってしまってさえいる、というレポートもある。ああ、そういう時代なんだなぁ、と思う。
11)この雑誌を読んでいると、まずはイノベーションという言葉がとにかく目につく。革命や進化、などという言葉には心惹かれるのに、イノベーションはまだまだ違和感が残る言葉である。革命や進化は日本語にもなっているし、あるいみ遠く離れた言葉でもある。
12)それに比すればイノベーションは、改革とか更新とか、まだまだ日本語になり切れていない言葉ではあるが、すぐさまここから今日からの自己変革を要求されるようで、どうも足元が切り崩される怖さがのこる。
13)この雑誌の裏表紙にあたる最後の140Pにはトヨタレクサスのコマーシャルがあった。なかなか素敵なデザインのコマーシャルではあるが、WIREDとレクサスが似合っているのかどうか、その辺はどうも、私は納得ができなかった。
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