国際シンポジウム「スピリット・オブ・プレイス仙台」 「報告書」<5>

SPIRIT OF PLACE SENDAI いのちのつながり、場の響きあい
国際シンポジウム「スピリット・オブ・プレイス仙台」報告書<5>
3)なんと痛ましい、菅野忠昭理事長の死亡広告だった。なんということだろう。偶然とは言え、この記事に呼ばれて床屋にいったかのようであった。葬儀委員長は愛知治郎氏となっている。
4)私よりは4学年下ではあるが、親しい友人の同輩であり、誕生日を迎えているとすれば59歳、享年60歳の人生であった。
5)私がお会いしたのは、すでに四半世紀前のことだから、まだお互い青年に部類する時代のことで、彼もまた30代なかばであった。若い時分から要職を務められ、どのような人生を送られたのだろうと、そのご苦労も察せられた。
6)SPSの準備に四苦八苦していた時、深夜に作業がおよび、スタッフみんなにピザをごちそうしてくれたこと。ご自身の生い立ちを、それとなくゆっくり話してくれたこと、物事をゆっくり聞き、スタッフを信頼し、幅広い意見を受け入れるお人柄に敬服したのだった。
7)ある時、多忙期にもかかわらず連絡がとれなくなった時があった。その時、当時はまだ名前さえ知る人の少なかったブータン王国に旅していたとのことだったが、実にセンシティブで、身の軽い方とお察ししていた。
8)あの後、深夜にそっと電話をいただいたこともあった。それにしてもちょっと早すぎる。思えばSPSの中心位置を占めていた加藤哲夫氏も3・11震災後の直後に61歳で早逝されてしまった。まことに惜しいことである。
9)私が若い時分に、禅の道へと道びいてくれた祖父は、人生で最も大事なことは自未得度先度他の心だ、と教えてくれた。自分が渡る先に、まず他人を渡しなさい、という菩薩道の極意とはいえ、こういう変則的な形で、最近、あまりに多くの友人たちを送ってやることになってしまっている。
10)あの企画、私なりに志を持って参加していっただけに、いまだもってその成り行きに意見があることは確かである。いつか当時のスタッフで、楽しく昔を振り返る形で話し合ってみるのもいいかなぁ、と、この記事を連載してきたが、その可能性も、菅野理事長の逝去で、一気にしぼんでしまった形だ。
11)この記事を思いながら、深夜に目がさめた。なにげにタブレットをいじっていたら、河島英五の動画に突き当たった。しばらくあちこち唄を聞いているうちに、結局、私は、彼にこの唄をささげたいと思った。
12)衷心よりご冥福をお祈りいたします。 合掌
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コメント
この記事にアクセスが集まるのは、SPSについて関心があるからか。それとも、菅野氏の情報についてなのか。この話題にこだわっているのは、まぁ、日本広しといえども、おそらく当ブログが最右翼だろう。もうちょっと深めたかったが、いまのところ力量不足。菅野氏も、加藤哲夫氏もない今、なにはともあれ、こういう形で記録だけは残しておこう。そのうち、誰かが、発掘して、より深めてくれるかも。
投稿: Bhavesh | 2018/09/01 22:00