「上弦の月を食べる獅子」 夢枕 獏<4>
<3>よりつづく
「上弦の月を喰べる獅子」 <4>
夢枕 獏 1989/08 早川書房 単行本 572p
★★★☆☆
1)こちらもまた、今回もう少し楽しく読めるかな、とちょっとは期待していたのだが、結局は、パラパラとページをめくって終わってしまった。
2)螺旋構造が、一段階変わってしまったのだ。いや、一段だけではないかもしれない。さらには二重螺旋構造だったりするのなら、かなりのねじれの関係からすでに脱却してしまっているのかもしれない。
3)もはや帰還は不可能だろう。
4)アーガタや如来を、語感や意味合いで探っている段階はもうすでに終わった。名もなく、また、語るべき方法もない次元があるとするならば、そちらに向かって時間軸も空間軸も移動してしまっている。
5)572ページを費やして語られなければならないこととはなにか?
6)今回は、丁寧に、静かに閉じておく。
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