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2017/01/02

「現在空間の世界」 末崎ふじみ FSK研究所 <2>

<1>からつづく 

Oon1
「現在空間の世界」 
末崎ふじみ  201/08 特定非営利活動法人FSK研究所 小冊子 p146
★★★☆☆

1)冬崎流峰氏からの贈本である。ちょっとした新書本と同程度の内容であり、短時間で読み切ることは可能だ。しかし、それにしても、いまひとつよくわからない一冊である。

2)本来、本というものは、あるいは言葉は、誰かが誰かに伝えるために表現されるものである。その基本中の基本が、この本ではよくわからない。

3)そもそもFSK研究所とは何か。登録された認定NPOではあるようだが、それだけでは現在日本社会では意味を持たない。その程度なら誰でも作れる。あるいは、発信元をぼかすためにさえ、法人が使われたりする。

4)FSKとは本書ではよくわからないが、ネットで調べると「Future Society Kibo」の略称らしい。なんとなく英語ではあるが、いかにも日本人的発想ではある。研究所とはあるが、実態はよくわからない。その主体が分からなければ、どのような活動し、どのような目的を持って、誰に語り掛けているのか、その辺がまったくわからない。

5)ただ文面としては、大変気になるところが多い。そもそも「序」は「人間を特徴づけるものは、意識を持つようになったということです。人間は意識を持つことによって言葉を生み出し、思考や思想を生み出し、思想によって様々な人工物を創り出してきました。」 p1「序」から始まる。

6)全体としては4章に分かれていて、第1章は外的な世界についての分析とまとめ。第2章は、この本のタイトルとなっている「現代空間」という言葉遣いについての説明と、活用。第3章にいたれば、いわゆる「意識」についての展開。

7)第4章はまとめ。「二人制による意識の改革」などという独特な考え方、方法論を展開しているようにも見えるが、この二人制というのは、LGBT時代のスピリチュアリティについて配慮したか?

8)「地球憲法の制定」などの文字も踊るが、その言やよしではあるが、そんなたやすいことではない。「新しい人権主義」、「情報の公証化」、「精神性と祈り」などなど、何事かを志向しているのはわかるが、それを誰が、どういう形で、いつまでやるのか、ということどもが、いまいちわからない。

9)流峰氏は、ワンネスとの共通項に目を見張っているようでもあるし、積極的に大中氏を理解しようと努力しているようにも見えるし、注目すべき点は多いが、いまいち明瞭ではない点が多い。

10)もうすこし時間をおいて、ゆっくり再読することとする。

つづく

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