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2017/01/23

「戦争を通すな! 」 鈴木 邦男×福島 みずほ

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「戦争を通すな! 」
鈴木 邦男   (著),    福島 みずほ (著) 2015/09 七つ森書館 単行本 222ページ
No.3866★★★★★

1)この本を手に取ったは、本のタイトルはちょっと変だな、と思いつつ、対談の片割れの鈴木邦男に関心が湧いたからである。

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2)先日、当ブログでも「日本会議の研究」(菅野完 2016/04 扶桑社)を取り上げたが、当然あの本でも、鈴木邦男は登場している。しかも日本会議のルーツとしての生長の家における、立ち上げにかかわる大きな位置を占めるキャラクターとされている。

3)僕は父よりも母から思想的影響を受けているんです。母は当時、愛国的な宗教だった「生長の家」に入信していたし、天皇陛下の話もしていました。p37 鈴木邦男 「愛国有理」

4)母親が生長の家という宗教団体に入っていて、ごくふつうの親孝行な子どもだったから、中学・高校のときは、話をそのまま素直に信じて、聞いていたんですね。それで、大学に入学して実家のある仙台から東京に来たのだけど、(中略)僕は生長の家の寮に入ったのです。

 ただ生長の家が経営しているだけの自由な寮だと勝手に思って、そうしたら、厳しく宗教的な寮だった。

 「いま日本は危ない。社会党や共産党は日本を潰そうとしているんだ」と温和な人たちがみんないうので、そうか、と素直に信じていました。大学ではストライキとか授業料値上げ反対闘争などが盛んだが、あれはただの口実で、実際のところは党の指令で、革命思想のためにやっているのだという話を、言われるままに信じた。 

 だから、それに反対する、といってビラを撒いたら、いきなり全共闘の人たちに囲まれて、ポカポカと殴られてしまった。それで、「お前ら右翼だ!」といわれて、え、右翼って何だ? って。その頃から右翼と意識するうよになった(笑)。 p112鈴木邦男「え? オレって右翼なの?」

5)生長の家の場合は、そうではないけれど、当時は非常に愛国主義的な宗教でした。(福島:いまは?) 総裁はもう3代目ですし、政治的な要素は全然ないですね。初代の谷口雅春先生は宗教者であると同時にもうすごい愛国者で、愛国的な本もいっぱい出していました。

 いま日本は重大な病に倒れているのだ、だから救わなくてはいけない。学生もみんな立ち上がれ、デモをして、左翼と闘えと。だから、僕らは、僧兵みたいな感じでしたね。p115 鈴木邦男 同上

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6)鈴木邦男本人も、生長の家も、かつてのカルマがかなり大きいので、「今は違います」って言っても、イメージはそう変化することはない。実際に「日本会議の研究」でも、ネット情報でも、この周辺については、さまざまなゴシップやスキャンダルが山積みで、通りがかりの当ブログとしては、その真贋を見定めることはしない。

7)それは昔です、というなら、それはそれでいいけれど、この対談でいえば、私は当然福島の方に近い意見なのだが、この本においては、両者とも、かなり似通った結論に導かれている。

8)だとするなら、鈴木も某団体も、当時からもっと慎重な言動に終始していたら、これほどこんがらかった状況にはならなかったのではないか、と残念に思う。知らないよ、と言いつつ、やはり、現政権なり、某会議団体なり、ネトウヨとやらに、悪影響を与えることはもっと少なかったのではなかろうか。

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