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2017/01/25

「シンギュラリティ = SINGULARITY」限界突破を目指した最先端研究 NAIST-IS書籍出版委員会

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「シンギュラリティ = SINGULARITY」限界突破を目指した最先端研究NAIST-IS書籍出版委員会 (編集) 2016/03 近代科学社 単行本: 324ページ
No.3871★★★☆☆ 

1)ひとつの大学が自分たちの研究をまとめたものを内部的にまとめて、それを外部向けに編集し直したもの。卒業論文集を「希望」としたり、学園祭のポスターに「新世代」と印刷したりするのと同じ程度の意味で、「シンギュラリティ」という用語が使われている。

2)かつてはいろいろな言葉が、未来を飾っていた。70年頃でた本では「1999年7の月」が一世を風靡した。地球破滅、人類滅亡、日本沈没。ノストラダムスは、たんにノートルダムという名前に過ぎないのだが、一気にトンデモない意味を負わされた。

3)類似では「21世紀」という言葉もあった。2001年になればこの世はユートピアになる。そのような幻想にも似た、甘い甘い推論があった。その結果がどうであったかは、各人各様の検証にゆだねる。

4)わけのわからない言葉に「革命」というのもあった。命をあらためる。混乱したこの世ではない、素晴らしい革命後の世界。なんの革命かしらないが、とにかく「革命」と言えば、素晴らしいものに見えてきた。

5)精神的な世界では、悟り、覚醒、エンライテンメント。すごろくで言えば「上がり」である。最終地点。完成。最強最上の人間像。この言葉も使われ方によっては、まったく真逆の世界を呼び寄せる魔法の言葉であることはすでに実証済みである。

6)シンギュラリティについても、カーツワイルが提唱し始めた頃はほとんど無視された形であったが、ここにきて、一気に流行語化している。まぁ、やむをえないことではあろうが、ここまで劣化しているとは、さすがにあきれる。

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