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2017/02/02

「みんなのビッグデータ」: リアリティ・マイニングから見える世界 イサン・イーグル (著), ケイト・グリーン (著), ドミニク・チェン (監訳),

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「みんなのビッグデータ」: リアリティ・マイニングから見える世界
イサン・イーグル (著),    ケイト・グリーン (著),       ドミニク・チェン   (監訳),    ヨーズン・チェン (翻訳)  2015/1 エヌティティ出版 単行本(ソフトカバー): 218ページ
No.3876★★★☆☆

1)ドミニク・チェン追っかけの中で見つけた一冊。素訳した1947年生まれのヨーズン・チェンは、年齢や名前からすると、ドミニク・チェンの父親か? 7か国語を操るという元外交官の、退職後の手慰み、てなことはないのだろうが、ちょっと内輪話が透けて見えるような一冊。

2)ビッグデータはシンギュララリティに向けての大きな要素の一つではあるが、この本はそのビッグデータのレイヤーをいくつかのレベルに切ってみせる。

Ⅰ 個人(一人)スケール

Ⅱ 近隣社会と組織(10人から1000人まで)スケール

Ⅲ 都市(1000人から100万人まで)のスケール

Ⅳ 国家((100万人から1億人まで)のスケール

Ⅴ 世界データのリアリティ・マインド(1億人から70億人まで)

3)著者のネイサン・イーグル&ケイト・グリーンはアメリカのコンピュータ学者&ジャーナリスト。それぞれがそれぞれの仕事をしている。まずまず面白い。具体性があって、なるほどと思わせる部分も多いが、かと言って、プログラマーならざる身としては、なるほど、とうなづく以外に、何ができるというのか。

4)現状を知る、という意味では、役に立つが、それに対する、個人としては、なかなか立ち向かうことはできない。プログラマーなら、ムラムラとするだろう。

5)ところで、ドミニク・チェンは、この方向性ではないだろう。これを含みつつ、もっともっと自らの独自性を発揮すべきであろう。ある意味エリートな彼は、はてさて、どこまで行くかな・・・・?

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