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2017/03/14

「終わりなき山河」ゲーリー・スナイダー <2>/「祈り」 山尾三省<4>

<1>よりつづく

終わりなき山河
「終わりなき山河」
ゲーリー スナイダー (著) 山里 勝己 (翻訳), 原 成吉 (翻訳) 2002/01思潮社 単行本: 297p
★★★★★

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<3>よりつづく

祈り
「祈り」 <4>
山尾 三省 2002/09 野草社 単行本: 151p

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1)ガンジス川の砂の数ほどもある仏界を
さらに十倍も数えたその向こうに
青色の宝石のごとく汚れなきもの、すなわち
   浄瑠璃世界(ラピスラズリ)がある。
その世界を治める仏陀は癒しの王と呼ばれるお方

   薬師瑠璃光如来    p74ゲーリー・スナイダー「瑠璃色の空」より抜粋

2)この詩は大乗仏教と北アメリカ先住民の伝統にみられる癒しの教えや伝承のいくつかを探求する。サンスクリット語でBhaishajyaguruと呼ばれる癒しの仏は日本では薬師如来と呼ばれている。 p271ゲーリー・スナイダー「瑠璃色の空」

3)仁明天皇の時代
あの風変わりな女性歌人、小野小町は
十七歳のとき、巡礼となった父を探しに
旅に出た。旅の途中で病を患い、床に伏せているとき
夢の中で

  瑠璃光薬師如来

を見た。薬師如来は、そなたは磐梯山にある吾妻川の岸辺で
温泉を見つけるであろう、そこで病も癒え、そなたの父に
も出会うであろう、と言われた。
 p78ゲーリー・スナイダー「瑠璃色の空」より抜粋

Img_9412

三省「祈り」<5>へつづく

スナイダー「終わりなき山河」<3>につづく

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