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2017/04/24

「2012」ローランド・エメリッヒ(監督

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「2012」
監督: ローランド・エメリッヒ出演:  キウェテル・イジョフォー, ジョン・キューザック 発売日 2010/03 販売元: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント  DVD 時間: 158 分 2009年アメリカ制作
No.3958★★★★★

1)「2012」と言っても、映画「2001年宇宙の旅」や「2010年」との連作ではない。いわゆるマヤ暦における最終年2012年をテーマにしている。以前はこの年が地球最後の年などとささやかれ、終末論の特異点のような取り扱いがされていた。特にこの映画が公開された2009年あたりまではその「期待感」がピークに達していた。

2)しかし、ある意味では2011/03/11が、その2012を前倒ししたような形になってしまった。もちろん、世界は破滅しなかったし、人類は滅亡したわけではない。されど、人類は、もう一度、自らの生き方を再確認する必要に迫られた。

3)あらかじめこの映画を見ていた人は、3・11の時には、この映画を思い出したかもしれないし、3・11を体験してしまった人の中には、この映画を見る事ができない人もたくさんいることだろう。

4)何もなかったら、たんなるパニック映画のエンターテイメントだが、どこか預言的なシンクロニシティがない、とは決して言えない。そして、このような状況が、今後、地球上のどこかで次々と起こる、ということも決して否定はできない。

5)こんな局面で、あの3・11の自分の体験を書いておくのもなんだが、あの揺れている数分間、私はずっと手にコーヒーカップを握って立っていたのだ。100人のプロのリスクマネージャーたちとの会議。新築の高層耐震ビルの4階、窓にはブラインドが下ろされていたので、外の恐ろしい風景を見ずにすんだ。大きな会議室だったので、棚から落ちてくるようなものは一切なかった。

6)ただ、部屋を仕切っているアコーディオン・カーテンが、部屋の壁に押し開けられていたのだが、それだけが、まるで大きな扇子のように、閉じたり開いたりしていた。正直言って、私はあの地震でまったく怖い想いをしなかった。

7)津波だって、すぐ足元まで来ていたのに、気づかずにいた。死体だって、結局は一人も見る事がなかった。守られていたと言えば守られていたのだろう。車も無事、家も無事、家族も無事。仕事は忙しくなってしまったが、この時のために、この仕事をしていたのだった、と思うほどだった。

8)原発事故の放射能だって、爆心地から数十キロであるにも関わらず、なぜか風向きや地形によって最小限の被害にとどまった。あの災害で、たくさんの人々がたくさんの体験をした。口では語り切れない。

9)今後も、どうなるかなんて、本当はわからない。だけど、どのような状況であるにせよ、人生において、人類において、生命、地球、もっと大きな世界において、そして自分自身にとって、本当に大事なものは何かを、更に考えさせられる機会となった。

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