「図解 マインドフルネス」 しなやかな心と脳を育てる ケン ヴェルニ<4>
「図解 マインドフルネス」 しなやかな心と脳を育てる<4>
ケン ヴェルニ (著), 中野 信子 (翻訳) 2016/06 医道の日本社 単行本 226ページ
★★★☆☆
1)返却日が迫った。今日返却しようか、明日返却しようか。一日手元に長くおいたからと言って、得られることなどほとんどないが、せっかくまだ一日あるのに返却するのも、なんだかもったいない気がする。一旦手を離れれば、あと半年は再読の機会はこなくなる。まぁ、それでもいいのだが。
2)なぜにこの本にこだわっているのだろう。私が、私のマインドフルネスとして、この本からなんらかの情報なり技術なりを得ようということはもうあきらめている。むしろ今までの固定的に構築されてしまっている自らのスタイルを、脱構築して、さらなる再構築を、狙っているのだ、というこも言えないことはない。
3)しかし、そういった意味でも、この本によって打ち壊されてしまった内なるものなどない。多少なりとも混沌をもたらしてくれたことは事実だ。うわぁ、と思う。わぁ、なんだかなぁ、と思う。だけど、自らの内なるものはある意味頑固、取り乱しようがない。
4)この本に私が求めているとしたら、それは内なるものではなくて、外なるものだろう。一体、アメリカではどんなことになっているんだ。そして、それを日本の一部はどうこの本を受け止めているんだろう。この本に限らず、マインドフルネスとやらのムーブメントに対する、日本文化の動揺や、いかに。
5)比較文化論とまでもいかず、ちょっとした覗き趣味、ちょっとした好奇心、ちょっとした下衆の勘繰りも含まれている。しかし、その決して上等とは言えない悪趣味も、結局はあまり成果を上げなかったようだ。
6)逆に、今後、この本についての感想などを書いたブログなどがあったりすれば、その感想とわが感想を比較してみたりする興味はある。その時はすでに、この本というより、そのブログなりを書いている人と、我が道の比較ということになろうか。
7)自らの道は、それが自らの道といえるならば、別段にあらたに比較したりする必要などまったくないのだが、しかし、自らの道にこだわるあまり、新たなる動きに対して無関心になってはいけない。常に柔らかい態度を持って、ゆるやかに、のびのびと道を歩いていくべきだろう。
8)そういった意味において、いまだ日本におけるマインドフルネスを冠した本は決して多くなく、上記のような思いを巡らすチャンスを与えてくれたことは、とりあえず感謝しておくべきだろう。
9)また、来るべき時期が来たら、この本を手元におき、自らのメモを検証する必要があるだろう。
いつか、つづくもの、としておく。
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