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2017/05/03

「騎士団長殺し」:第1部 顕れるイデア編 村上 春樹 <1>

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「騎士団長殺し」:第1部 顕れるイデア編 <1>
村上春樹 (著) 2017/02 新潮社単行本: 512ページ
No.3971

1)発売日に店頭で見かけ、読む気もないまま図書館にブッキングしたあとは、すっかり忘れていた。すでに数百人の予約があり、図書館にはまだ数冊しかの納入されていなかったので、私の番が来るには半年か一年かかるはずだ。そう思って油断していた。

2)その後、蔵書は10倍に増え、なんとあっと言う間に(と言っても二か月がかかったか)私の番がやってきた。しかも、なんと、この連休のタイミングに合わせたようにだ。順番予約をしたので、前編を読み終わるタイミングにちょうど後編が来てくれればいいな、という希望をよそに、なんと数日のズレでやってきてしまったのだ。

3)この連休、何をしようかなぁ、といろいろ考えていた。去年の連休は、五重塔から薬師瑠璃光如来坐像の制作に取り掛かっていた。おととしの連休は、山田洋二監督「男はつらいよ」全48作の録画ビデオ整理のために、再視聴でブログにメモした。その前の年は、断捨離で、家の中を整理していたな。

4)さて、今年はどうしようかな。ビデオ三昧で「カラマーゾフの兄弟」3枚組も準備してあるし、OSHOのZENディスコースシリーズも再読したいし、畑仕事もなぁ。木刻で作りたいものも、実は数体アイディアがたまっている。どれにしようかな、と思っているさきに、この小説が飛び込んできた。

5)すでに私の後ろにもたくさんの人々が(数百人)が待っている。家族も、私が読んだあとでいいからと、借り出し期間中に読むことを希望している。後編もあるしなぁ。ここは諦めて、この連休は村上春樹と向き合うか。

6)まだ100ページまではいかないが、もうつまらなかったら、さっさとやめようと思っていたのだが、なかなかやめることができない。さすが、村上春樹だぜ。やめよう、やめようと思っているうちに、ついつい読まされて、どうやら、この小説のテーマの入り口までたどり着いてしまったようだ。これじゃ、気になってやめるわけにはいかないな。

7)観念した。

<2>につづく

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