「これからインターネットに起こる『不可避な12の出来事』」 今後の社会・ビジネスを破壊的に変える「新たなるデジタル テクノロジー」をビジュアルで読み解く (NEXT VISION(NextPublishing)) ケヴィン・ケリー<2>
「これからインターネットに起こる『不可避な12の出来事』」 今後の社会・ビジネスを破壊的に変える「新たなるデジタル テクノロジー」をビジュアルで読み解く (NEXT VISION(NextPublishing)) <2>
ケヴィン・ケリー (著), 服部 桂 (翻訳) 2016/12 出版社: インプレスR&D ペーパーバック 128ページ
★★★★★
1)このビジュアル本、元本の「<インターネット>の次に来るもの」 未来を決める12の法則 ケヴィン・ケリー(2016/07 NHK出版)精読についで、書店の店頭における立ち読みだったが、今回、図書館の蔵書となったので精読できることになった。
2)しかしながら、あの12個の法則とやらをひとつひとつ正確に思い出すことができない。だいたい12にまとめなければならないとなれば、13でも18でも30でも構わないのである。もっと簡潔にまとめてくれることはできなかったのだろうか。
3)そもそもケヴィン・ケリーは、インターネット社会の稀有な存在と見られながらも、その経歴や年齢から、当ブログとしては、かなり感情移入しやすい人物である。ただ、インターネット関連と区切られてしまうところに限界もある。
4)この本の主旨は、いろいろあるが、まずは積極的に前に進もう、というものである。もうそれでいいじゃないか。そして、あの12の法則とやらを、本文を無視した形で、当ブログがまとめるとしたら、三大噺として、おおよそ三つにまとめてしまうだろう。
5)ひとつは、パソコン→インターネットの次に来るものとして衆目を集めているブロックチェーン。ふたつ目は人工知能などの集約としてのシンギュラリティ、そして、それを支えるところのマインドフルネス(瞑想)とやらが三つ目にくるだろう。当ブログならそうまとめざるを得ない。
6)されど、この本はそうはまとまっていない。上の三つのテーマについてはそれぞれに触れられてはいるが、決してそこにフォーカスはしていない。なにゆえ、そうなのか。
7)基本的に、ケヴィン・ケリーは解説者でもなければ、ジャーナリストでもない。現状を後追いするところの研究者でもない。むしろイノベーター中のイノベーターと目されていて、いまだ現れていない曖昧模糊としたものを、すくいあげようとする存在である。あるいはその存在の誕生を促進し、助産婦のような仕事をなそうという立場の存在なのである。または、周囲からそう期待されている。
8)だから、当ブログとはかなり視点が異なってくる。おそらく同時代に生きている同世代の人間として、それほど相対的志向性はかわらないのだ。されど、彼の軸足はコンテナにあるべきだ、と「強要」されており、彼もまた敢えてその期待を裏切ろうとはしていない。されど、当ブログの軸足は、コンシャスネスにある。ここんとこが大きく異なっている。
9)そこんとこをキチンとわきまえたうえで、再読を開始することとする。
| 固定リンク
« SPRING AND ASHURA「The Back Country 奥の国」 Gary Snyder <6> | トップページ | 「これからインターネットに起こる『不可避な12の出来事』」 今後の社会・ビジネスを破壊的に変える「新たなるデジタル テクノロジー」をビジュアルで読み解く (NEXT VISION(NextPublishing)) ケヴィン・ケリー<3> »
「06)現代世界におけるマインドフルネス3」カテゴリの記事
- 「アイアンマン2」ジョン・ファヴロー監督:(2017.05.21)
- 「アイアンマン」ジョン・ファヴロー監督:(2017.05.21)
- 再読したいこのカテゴリこの3冊「現代世界におけるマインドフルネス3」編(2017.05.21)
- 地球人スピリット・ジャーナル・ダイジェスト版<67>「現代世界におけるマインドフルネス3」カテゴリについて(2017.05.21)
- 「マイノリティ・リポート」トム・クルーズ他(2017.05.19)
コメント