「騎士団長殺し」 :第2部 遷ろうメタファー編 村上 春樹 <4>
「騎士団長殺し」 :第2部 遷ろうメタファー編 <4>
村上 春樹 (著) 2017/02 新潮社 単行本: 544ページ
No.3973★★★★★
1)下巻(というか第2部)の3分の1ほどを読んだ。いい加減まだまだ長い。
2)最近テレビを見ていたら、防虫剤のCMで、住宅ローンはなかなか減らないよ、というセリフがあった。今の私の心境は、この防虫剤と同じようなものだ。なかなか終わらないからいいのか、早く終わってほしいのか。多少、複雑ではある。
3)あまりにもたくさんのテーマがありすぎて、いい加減にしてよ、というのが本当のところ。まず結論を一番最初に言っちゃて、その次にテーマを三つくらいにしぼれよ、と言いたい。そうしたら、適当に飽きたところで、やめてしまえばいいのだから。
4)ところが、この小説は、例によって、可笑しなポルノを交えながら、延々と謎解きの紐解きでつないでいく。別段、そんなに推理小説みたいにしなっくてもいいじゃないか、正直そう思う。
5)ここまで読んできて、いよいよなのだろうが、奥まった人物たちの「秘密」が少しづつ開示されていく。特に気になるのは、ある種の宗教団体で、どうやらインドに関わりがありそう、というくだり。訴訟があったり、社会的な問題を起こしたりと、いうプロフィールだけは登場したが、はてさて、これからどういう展開になることか。
6)ネタバレまではいかないにせよ、どこかで誰かが、ドフトエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」との関わりをほのめかしていたので、そちらの作品の三枚組DVDも実は借りてきているんだよね。でも、今のところ、あんまり関係なさそうなのだがなぁ・・・。
7)それと、暫定的に、前編、後編と言ってきたが、実は、第1部、第2部、となっているのだ。ひょっとすると、これって例の村上春樹商法で、結果的に第3部、第4部と展開していくことになるのかねぇ~~~~? 正直言って、小説が苦手な私には、苦役だなぁ。
8)だったら、読まなければいいじゃん。と自分でも思う。でもなあ、そうすると、話題に乗っていけなくなるかもしれないし。一応、知らんぷりして、ああ、読んだよ、と言ってみたいしなぁ。複雑。
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