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2017/05/22

「芸術と科学のあいだ」福岡伸一

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「芸術と科学のあいだ」
福岡伸一 2015/11 木楽舎 単行本(ソフトカバー): 320ページ
No.No.3990 

1)この本、確かに面白い。芸術と科学とはいうものの、ほとんどが各章の短いエッセイが中心。しかも面倒な科学噺ではない。むしろアートに関するものが多いのだが、そのアートは各章の扉に小さく切り取られたカラー画像が一枚だけ。

2)小さいくせに一枚一枚がかなりなインパクトである。メガトン級。フェルメールに関する章は再読したいかな。

3)タイトル「芸術と科学のあいだ」に、なにかイチャモンつけたい。なぜに芸術が先にくるのか。どうして後から科学が来るのか。

4)科学、芸術、意識。この三本柱を旨とする当ブログとしては、芸術と科学だけ取り出されては、なんとも片手落ちな感じ。なにかで埋めたい。

5)ここまでコンパクトにスマッシュを決められてしまうと、あとは、ひとつひとつ禅語でもくっつけて、「意識」とするしかないかもしれない。

6)でも「科学と芸術と意識のあいだ」では、ちょっと間延びする。

7)「ひとつとしての、科学、芸術、意識」。う~ん、これでもバラバラだ。

8)そして、最初から、キチンとこの三つを並べて一つの作品を構成したら、おそらくちゃんとしたタイトルが生まれるだろう。サブタイトルとして「科学、芸術、意識」だ。

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