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2017/06/05

「わがボタニカルライフ」 <38>不耕起農法

<37>からつづく 

「わがボタニカルライフ」

<38>不耕起農法

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1)エコビレッジの試行錯誤の後、5坪の市民農園、50坪のクラインガルテンときたが、昨年は体調がいまひとつ人畑一体とならずに、はて、今年はどうなってしまうのか。

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2)今年は、どちらかというと縮小気味に考えていた。大体の自分の能力とその趣味にあてることができる時間と労力、資力がだんだんと見えてきたからだ。とくに体力と気力の限界がわかってきた。

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3)自転車で10分の市民農園ではナス&キュウリ程度に抑えて、クルマで小一時間かかるクラインガルテンは、今年限りで来年は無理かなぁと思い始めていた。

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4)そんな時知り合った素敵な女性がなんと、わがクラインガルテンのすぐそばで不耕起農法を続けておられることを知るに及んだ。

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5)この方は先日お伺いした、みんなの放射線測定室「てとてと」のスタッフの方であった。この地域は、原発事故の震源地から決して遠くない位置にあり、わがクラインガルテンの線量も気になるところではあったが、彼女は、震災後、この地を借り増して自然農を続けているという。

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6)農法一つ一つが興味深いのだが、その参考とされているのは川口由一さんの農法だという。いわゆる自然農法というのだろうか。川口さんの講演はかつてスピリット・オブ・プレイスでの講演も拝聴していたし、実は、当ブログでも3・11直前の2011/02/14、写真集「自然農に生きる人たち」 耕さなくてもいいんだよ(新井由己 2008/04 自然食通信社)を通じて、話題になったところであった。

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7)偶然見かけた彼女に、畑を案内していただきながら、ひとつひとつの工夫に感心した。この4~5ha(約1万5千坪)の畑を、御主人の有機農業と組み合わせて耕作しているのだとか。直販を中心とした販路もしっかり確保されているようだ。

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8)彼女には、最近の参考になる本としては、竹内孝功(たけうちあつのり)氏の一連の著書を推薦していただいた。わがクラインガルテンではいきなり自然農というところまではいかないが、この秋にはライ麦でも植えてみようかな、と思う。これだと、先行き不安だったわがクラインガルテン、来年も続いていくかな・・・?

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つづく

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