(仮題)把不住庵日記<6>瞑想ルーム
(仮題)把不住庵日記
<6>瞑想ルーム
1)把不住とは、ちょうど一年前、友人たちと松島に遊んだ時、出島で出会った庵の名前である。おそらく、はふじゅう、と読むのであろうが、私は勝手に、ばべしゅう、と読んだりする。
2)なかなか見晴らしのよいところで、俳人芭蕉にちなんで、一句こしらえたりした。
「千年万年 記憶めざめよ 友のある」 把不住
3)咄嗟に思いついた五七語の俳号にこの名前をお借りし、帰宅後、さっそく我が家の瞑想ルームにもこの名前を拝借することとしたのだった。
3)ゲストルームやらキッズルーム、時には一時的物置になったりするスペースであるが、多目的ゆえ、事務所になったり、カウンセリングルームにもなったりする。
4)今回スタートしたばかりのこのエッセイシリーズ、瞑想ビューローでは、いまいち落ち着きが悪いので、改題しよう。把不住だけでも収まりが悪いので、庵をつけることとした。まだ、仮題ではあるが・・・。
5)最近、秀麓禅齋の「みんなの寺子屋」に通うことも続いているので、わが家でもしっかり瞑想することとしよう。
6)通常、禅堂のホトケ様は文殊菩薩だと聞いているが、わが家のホトケ様は、廃物アートのオンパレードである。五重の塔に、薬師如来、弥勒菩薩に、阿修羅像というところだ。
7)なに、ちょっとしたスペースがあればそれでいいのだ。我が家のキッズルーム転じて、瞑想ルーム。しばしはこれでいこう。
8)万事60点合格主義の我流ゆえ、これもまた、ちょっと大きな意味の廃物アートのひとつ、と言えないこともない。
「廃物に 身隠しており 夏庵」 把不住
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