「これならできる!自然菜園」 耕さず草を生やして共育ち 竹内 孝功
「これならできる!自然菜園」 耕さず草を生やして共育ち
竹内 孝功 (著) 2012/08 農山漁村文化協会 単行本(ソフトカバー): 176ページ
No.4015★★★★★
1)自転車で10分の市民農園なら、行く気になれば毎日でも行けるが、片道小一時間のクラインガルテンには、週一がせいぜい、月二回だとすでに優等生。どうかすると、月一通うのも難儀になってくる。
2)ましてや、雨や強風、かんかん日照りの日もある。せっかく行ったとしてもせいぜい数時間の稼働時間である。その間にやらなければならないことはたくさんあるのだが、夏の繁茂期にはほとんどが除草に時間を取られる。これにはまいる。
3)さらには、除草もかねた管理機も探しているところだが、現在未修理ということで使うことができない。わが廃物アートとしては、この管理機も修理してやろうと思っているところだが、まだ、そこまでいかない。
2)除草に時間を取られず、管理機もいらない、不耕起農業のことは聞いてはいたが、実際には自分の空間では無理であろうと思っていた。それに、自宅よりさらに数十キロ原発に近づいていくクラインガルテンに未来はあるのか?
3)ところがあったのである。なんと、わがクラインガルテンのほんのおとなり、数百メートル離れたところで、その自然農をやっていた人がいたのだ。これは驚きだった。
4)わがクラインガルテンは現在のところ50坪。拡大すると500坪まで拡大が可能だが、彼女の場合は、御連れ合いさんと一緒に、なんとその3倍の広さの畑を回しているのである。これにはますます驚き。
5)わがクラインガルテンの発想は、どこかわが廃物アートと通じるところがある。農業がやりたくてやりたくて仕方ない、というレベルではない。畑があるのに空っ畑になっている。それはもったいないでしょう、というレベルである。だから、最初の最初は、正直言って農法などあまり関係ないのだ。農薬有機農法という理想はもちろんあるが、それが簡単ではないことも十分聞いて知っている。
6)耕さず草を生やして共育ち、このコピー、なかなかいい。わがクラインガルテンには理祖的に思える。ここまで切り替えるには、さまざまな条件があるだろうが、まずは今年でやめようかな、と思っていたわがクラインガルテンには朗報である。
7)先日お隣のKさんに聞いたところでは、まずはライ麦で土地を柔らかくするところから始めてみようかな、と思う。さらには、どうも私にはまだ農業としての成功体験がないので、収穫のイメージがない。食べておいしく、あげて喜ばれる、というところまでは行っているが、収穫する、換金する、収入になる、というイメージがまったくない。ここんところが問題だ。
8)何をつくりたいのか。どう販路を求めるのか。その辺のイメージを掴めば、わがクラインガルテンは、大きく飛躍する可能性がでてきた。
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