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2017/06/06

「SF大クロニクル」 ガイ・ヘイリー他<5>

<4>よりつづく

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「SF大クロニクル」 <5>
ガイ・ヘイリー (編集),    北島明弘 (その他) 2016/02 KADOKAWA/角川マガジンズ 単行本: 576ページ
★★★★☆

1)1996年に出たVHS10巻セット「SF映画100年史」においてそれぞれジャンルは10に分けられている。

SFの父
スペース・トラベラーズ
ロボット
エイリアン
奇妙な科学
奇怪な世界
SFヒロイン大集合

未来社会 
タイム・トラベラーズ
SFヒーロー列伝 

2)このジャンル分けが完璧でないことは当然としても、まずは当ブログはヒーローやヒロインに特段の関心があるわけではない。またエイリアンや宇宙旅行にもほとんど無関心。敢えていうなら、奇妙な科学、奇妙な世界、未来社会、それにロボット、あたりだろうか。

3)奇妙な、と付くと、どうもマッドサイエンスを連想してしまうし、ロボットというとヒーローやヒロインともつながってしまいそうだ。敢えていうなら、一番関心あるのは、未来社会、だろう。

4)さて、こちらの「SF大クロニクル」には35ほどのジャンル分けがある。もうこれじゃぁ、ジャンルとは言えない。映画ひとつひとつが一つのジャンルになっているほどに小分けされている。ひとつひとつここに書くほどの意味はない。あえて抜き書きするなら、未来史、文学劇SF、サイエンス・ファンタジー、ソフト(ソーシャル)SF、未知の現象、ユートピア・フィクション、驚異の旅、あたりだろうか。

5)そもそも当ブログがSF史に関心を持つのは、シンギュラリティ関連だから、まずは未来史は残るだろう。戦いや破壊は好まず、平和な調和を好むとするならば、サイエンス・ファンタジーや、ユートピア・フィクションが最後に残ってくるに違いない。

6)ファンタジーなら、最初からそのジャンルを探していけばいいのだし、実際、今後その冒険もやろうと思っている。しかし映画の数はそう多くはないと思われる。ユートピア・フィクションというのも、どうもそもそもがユートピアがフィクションなのだから、過剰装飾に思われる。ここは「SF映画100年史」と合わせて、未来社会=未来史、あたりに照準を定めていこうと思う。

つづく

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